ドン・パスクワーレ(シネマオペラ)

ドン・パスクワーレ(シネマオペラ)のレビュー・評価・感想

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ドン・パスクワーレ(シネマオペラ)
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ドニゼッティもいい。

オペラシネマ「ドン・パスクワーレ」(ドニゼッティ作)を一年ほど前に観ましたが、とてもよかったです。

最近、オペラシネマにはまっていて、アメリカのメトロポリタン劇場で上演されるオペラを、迫力満点の映像と音楽で、観る人をうならせています。若い人は、「オペラなんて⁈」と思うかもしれませんが、かつて若かりし頃映画ファンだった私は、60才を過ぎて、オペラにはまってしまいました。
40才代ごろから、クラシック音楽を聴き始めたのですが、その頃はどうもオペラだけは苦手だな、どこがいいのかな?と思っていましたが、クラシックを聴き始めて十年、二十年となってくると、だんだん人(歌手)の美声、朗々と歌い上げる歌声に聞きほれてくるようになりました。
とくに、女性歌手のメゾソプラノ、ソプラノの美しい歌声には、心おどらされ、私の心をわしづかみにします。

いま、オペラをDVDも含めて少しずつ聞き始めているところですが、プッチーニの「蝶々夫人」、モーツァルトの「ドン・ジョバンニ」などなど、楽しくこころおどらされるオペラが目白押しです。年齢にかかわらず、一度は触れてもらいたいオペラの世界。
オペラは、究極的には人間賛歌、人生賛歌、と言えると思います。

ドニゼッティは、オペラの世界では、知られた名前のようです。「ドン・パスクワーレ」は、資産家の初老の男と、若い女性、とのコメディタッチのストーリーで、楽しませてくれます。また、演出も斬新で、楽しませてくれます。
ドニゼッティ「ドン・パスクワーレ」は、オペラの世界では、知られた作品のようで、オペラシネマ初心者でも楽しく心おどる作品です。
一度観てみてください。ただし、音楽嫌いな方にはお勧めできません。