ドン・パスクワーレ(シネマオペラ)

ドン・パスクワーレ(シネマオペラ)

『ドン・パスクワーレ』とは、『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2019/20』の1作として2020年1月10日に劇場公開されたシネマオペラである。イギリスのロイヤル・オペラ・ハウスで上演された舞台を映像収録した作品。本作で上演されたのは、ガエターノ・ドニゼッティが晩年に手がけた全3幕のオペラ・ブッファ(喜歌劇)であり、1843年1月3日にパリのイタリア劇場で初演されて以来、オペラ・ブッファの最高峰の一つとして世界中で親しまれてきた。わずか2週間という驚異的な速さで作曲された音楽は、洗練された語法と新鮮な魅力に満ちており、ロッシーニの『セビリアの理髪師』と並び称される傑作となっている。物語の舞台は19世紀半ばのローマであり、資産家で独身の老人ドン・パスクワーレが、自分の薦める結婚を断り若い未亡人に夢中な甥のエルネストを懲らしめようと、自ら若い娘と結婚しようとしたところ、逆に巧妙な策略にはまって翻弄されていく姿がユーモラスかつ魅力的に描かれている。

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