ラスト・クリスマス(2019年の映画)

ラスト・クリスマス(2019年の映画)

『ラスト・クリスマス』(Last Christmas)とは、2019年に公開されたアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画。ポール・フェイグが監督を務め、エミリア・クラークとヘンリー・ゴールディングが主演した。本作は、ワム!が1984年に発表した同名の名曲に触発されて製作された作品である。
物語の舞台はロンドン。クリスマスショップで働きながらも不運続きの日々を送っていたケイトは、ある日デパートのクリスマス商戦でエルフの衣装に身を包み客引きをすることになる。そんな折、彼女はトムという名の謎めいた青年と知り合う。常に前向きで不思議な魅力を持つトムとの出会いをきっかけに、ケイトの沈んでいた人生は大きく変わり始めていく。
劇中ではワム!やジョージ・マイケルの楽曲が全編を彩り、セオドア・シャピロが音楽を担当。また、ケイトの母親役を務めたエマ・トンプソンは自ら共同脚本も手掛けており、公開に先駆けてホームレスや難民の支援団体へ寄付するためのエッセイ集を発表するなど、映画のテーマに連動した活動も行われた。ミシェル・ヨーらが共演に名を連ねた本作は、2019年11月8日に全米で公開され、週末興行収入ランキングで初登場4位を記録した。

ラスト・クリスマス(2019年の映画)のレビュー・評価・感想

ラスト・クリスマス(2019年の映画)
8

そういう話だったとは!

とってもよくできたラブコメでした。
主演のエミリア・クラークはかわいいし、ちょっと疲れた感じがしてて共感がもてるっていうか、なんかあんまり女、女している女だと、いやあんたはかわいいからねとか思っちゃうけどそれがないっていうか、自暴自棄になってる感じがよく出ていてよかったと思います。
エミリア演じるケイトを散歩に誘う謎の青年トム役の役者さんもかっこよかったです。
まあ、オチを書いてしまうと、トムはエミリアの心臓ドナーの幽霊でした。
なんか、移植を受けた人がドナーの心を受け継ぐとかいう話ってよくあると思いますが、私ははっきりいって、そういう話って好きではなくて、そんなことないだろうとか思っちゃうんですが、この話の帰結は好きでした。
やっぱり、ドナーとしては、自分の心臓で生きている人が幸せに生きてるかどうか気になるだらいなと思うから、トムがケイトの前に現れたのってすごい納得いくなと思いました。
そういう理由で、ドナーと移植受けた人が繋がるのなら、ありうるかもなと思いました。
ただのクリスマスラブコメかと思ったら、意外と深い話でびっくりしました。
クリスマス映画ということで音楽もクリスマスっぽくていいし、ロマンチックな気持ちになれます。

ラスト・クリスマス(2019年の映画)
9

クリスマスに必見

キュートなケイトが元気にオーディションを受け続け夢を叶えようとしているのに、チャンスを失っていくのは何故か、その理由が徐々に解き明かされていくストーリー展開が面白いです。自分のことをしっかり見つけてくれる人と出会い、自分を見つめ直して成長していくケイトの姿に、クリスマスの恋の予感も膨らんでいき、見ているだけで胸が高鳴っていきました。クリスマスは、やはり恋と相性がいい行事です。ケイトが身近な家族や人への接し方を変えると、魔法のように周りの人の対応や考え方も変わっていき、ケイトが本当に大切にしたいものは何かが見えてくるところは、じーんと感動します。難民やLGBT、ホームレスなどの現代的テーマも含んでおり、自分とは違う環境や価値観の人と、いかにして持続可能な社会を作っていくかは、自分の小さな行動にかかっているのだと考えさせられました。ケイトが恋した相手は、自分が心臓移植をしたときに心臓をいただいた人で、この世にはいない人でした。命の連続性や「共に生きる」意味をコメディタッチで描いた素晴らしい作品です。ケイトを演じたエミリア・クラークさんは『世界一キライなあなたに』でも感動を与えてもらいました。注目している女優さんです。