島の人たちと猫の暮らしに癒される
人気漫画が映画化されたもので、小さな島に暮らすじいちゃんと愛猫のタマ、島の住民たちの日常を描いた作品。島に一人の女性が引っ越してきてカフェを始めたことから住民たちの暮らしが少しずつ変化していく。
じいちゃんは「先生」と呼ばれていて住民たちから頼りにされている。妻を亡くしてからはタマと2人で暮らしている。何か始めたいと妻が遺したレシピに挑戦したり、皆でダンスパーティーを開く。
登場する住民たちはどこにでもいそうな人たちでとても身近に感じる。いつも口喧嘩になってしまう2人と、それをいつもなだめる役の女性。喧嘩ではかなりはっきりとした言葉を言い合うのに、いつの間にか仲直りしている。何気ない日常だけど心が温まるエピソードや切なさを感じる人間模様を見ることができる映画だと思う。
作品中にタマや島に住む猫たちの色んなシーンが流れて、それがとても可愛い。四季を感じさせるシーンもあって島の景色と猫を一緒に楽しむことができると思う。
また、タマの仕草が可愛い上に演技がとても上手い。作品のタイトルだけを見てあらすじを知らずに見たが、猫たちの映像が予想以上に多くて癒された。猫が好きな方には特におすすめの映画だと思う。