ねことじいちゃん

ねことじいちゃん

『ねことじいちゃん』とは、イラストレーターのねこまき(ミューズワーク)による漫画、およびそれを原作とした日本の実写映画である。『まめねこ』などで知られる著者の代表作の一つであり、猫と高齢者が多く住むとある島を舞台に、数年前に妻に先立たれた春山大吉と、10歳になるオスの愛猫タマが送るほのぼのとした日常を描いたコミックエッセイである。もともとは著者が飼っていた猫のイラストをブログに掲載していたところ、出版社から声がかかったことで猫漫画として出版される運びとなった。作品の舞台は愛知県の篠島・佐久島・日間賀島をモデルにしており、島の豊かな四季折々の風景が温かい色彩で表現されているのが特長で、電子書籍版は全編フルカラーで描かれている。2015年8月7日にKADOKAWA/メディアファクトリーより単行本が発売され、以後、WEBマガジン「コミックエッセイ劇場」にて連載された。本作は第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の審査委員会推薦作品に選出されている。
同作を原作とした実写映画は、これまでに表情豊かな猫の姿を数多く撮影してきた動物写真家、岩合光昭の初監督作品として制作され、東京都推奨映画に指定された。映画は2019年2月22日の「猫の日」に公開され、撮影は原作のモデルの一つである佐久島で行われた。キャストには、主人公の春山大吉役に落語家の立川志の輔が映画初主演として迎えられたほか、美智子役に柴咲コウ、若村健太郎役に柄本佑らが名を連ねている。作中でネコのベーコンが見せた演技は「もはや演技派俳優の域」と評されるなど話題を呼んだ。また、本作に出演した猫の「玉三郎」と、その兄弟である「智太郎(名称は出演者である中村鴈治郎の本名にちなむ)」は、映画の撮影終了後に岩合監督の飼い猫として正式に引き取られている。

2vririri77のレビュー・評価・感想

ねことじいちゃん
9

島の人たちと猫の暮らしに癒される

人気漫画が映画化されたもので、小さな島に暮らすじいちゃんと愛猫のタマ、島の住民たちの日常を描いた作品。島に一人の女性が引っ越してきてカフェを始めたことから住民たちの暮らしが少しずつ変化していく。
じいちゃんは「先生」と呼ばれていて住民たちから頼りにされている。妻を亡くしてからはタマと2人で暮らしている。何か始めたいと妻が遺したレシピに挑戦したり、皆でダンスパーティーを開く。
登場する住民たちはどこにでもいそうな人たちでとても身近に感じる。いつも口喧嘩になってしまう2人と、それをいつもなだめる役の女性。喧嘩ではかなりはっきりとした言葉を言い合うのに、いつの間にか仲直りしている。何気ない日常だけど心が温まるエピソードや切なさを感じる人間模様を見ることができる映画だと思う。
作品中にタマや島に住む猫たちの色んなシーンが流れて、それがとても可愛い。四季を感じさせるシーンもあって島の景色と猫を一緒に楽しむことができると思う。
また、タマの仕草が可愛い上に演技がとても上手い。作品のタイトルだけを見てあらすじを知らずに見たが、猫たちの映像が予想以上に多くて癒された。猫が好きな方には特におすすめの映画だと思う。