ねことじいちゃん

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ねことじいちゃん
8

ほんわかする映画

一人暮らしのおじいちゃんと猫。
それを見ているだけで、とっても癒されます。
おじいちゃんの背中に猫がのっかるシーンは大好きです。「タマや~」と優しく呼ぶ声。可愛く返事をするタマ。
どちらかが先にいなくなる。そんなことを考えると、とても切なくなります。
「限りある人生を大事にしよう」、「何気ない日常が愛おしくなる」。そんなことを思いました。
豆ご飯を作るシーンがあるのですが、亡くなった奥様が残したレシピを見ながら料理をするおじいちゃんの姿がよかったです。
またそのご飯がとっても美味しそうで、自分でも作ってみたくなりました。
小林薫さんの演技もとても素敵でした。「猫は嫌いだ」と言いつつ、集まって来る猫たちにお魚をあげています。
ぶっきらぼうな感じと裏腹のさりげない優しさ。人も猫も大事する島の暮らし。都会では味わえない生活が魅力的に描かれています。猫の写真家の岩合光昭さんが監督だったので、猫の生き生きとした様子が良く撮れています。猫の魅力を分かっているからこそ、撮れるのだろうと思います。
落語家さんが主演を務めていましたが、声の出し方はやっぱりすばらしいと思いました。
会見の時も猫をだっこしながらの登場でしたが、仲の良さが伝わってきました。
日々のことで疲れている方、癒されたい方、もちろん猫好きの方にもお勧めの映画です。