パックスソフトニカ

パックスソフトニカ

パックスソフトニカ株式会社とは、かつて存在した日本のゲーム開発会社である。1983年8月にパソコンゲームのパブリッシャーとして設立され、もともとはパックス・エレクトロニカ・ジャパンの子会社という位置づけだった。イマージュソフトの田村幸雄を中心に、エニックス主催の第1回ゲーム・ホビープログラムコンテストで入選した実績を持つ橋下友茂らが参加し、設立後まもなくFM-7やPC-6001といった当時の主要なパソコン用の専用ゲーム開発に着手した。パソコン向けには『舞臓魔』や『ぺんぎんくんWARS』のほか、MSX用のバレーボールゲーム『アタック・フォー』などを手掛けた。この『アタック・フォー』が任天堂のファミコン用ソフト『バレーボール』の原作となったことが縁となり、ファミリーコンピュータのリリース以降は任天堂の下請けとして2000年代初頭まで数々のゲーム開発を担うこととなった。
任天堂ハード向けの開発においては、ファミリーコンピュータの黎明期からその高い技術力を発揮した。『バレーボール』や『アイスホッケー』といったスポーツゲーム、名作アドベンチャー『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』や『ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島』、さらに『VS.エキサイトバイク』やプログラムを担当した『銀河の三人』など、多岐にわたるジャンルに携わった。また、株式会社エイプと共同で開発した傑作ロールプレイングゲーム『MOTHER』や、『ふぁみこんむかし話 遊遊記』『タイムツイスト 歴史のかたすみで…』『ハローキティワールド』などの開発も手掛けた。
携帯ゲーム機のゲームボーイにおいてもその手腕は続き、海外向けに発売されていた作品をベースとした『バルーンファイトGB』をはじめ、高い完成度を誇る『ドンキーコング』や『モグラ〜ニャ』などの開発を担当した。さらに、周辺機器であるスーパースコープの専用ソフト『スーパースコープ6』や、後にシリーズ化されるレースゲームの前身となった『Wave Race』、スーパーファミコン向けの『平成 新・鬼ヶ島』『レッキングクルー'98』、NINTENDO64の書き換えシステム向けに制作された『ファミコン文庫 はじまりの森』など、多くの任天堂作品を技術面から支えた。2000年代初頭には『とっとこハム太郎 〜ともだち大作戦でちゅ〜』から始まるシリーズ3作品の企画開発を手掛けた。

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