屍人荘の殺人

屍人荘の殺人

『屍人荘の殺人』とは2017年に今村昌弘が執筆したミステリー小説、小説を原作としたミヨカワ将による漫画、および2019年公開の実写映画作品である。ミステリー小説好きの大学生・葉村譲(はむらゆずる)と明智恭介(あけちきょうすけ)は、探偵少女の剣崎比留子(けんざきひるこ)にロックフェス研究会の夏合宿に誘われる。しかしその先で衝撃の出来事に遭遇し、ペンションでも殺人事件に巻き込まれる。事件解決に奮闘する研究会のメンバーと葉村たちの様子が描かれている。剣崎と葉村のコミカルなやりとりが見所の作品。

屍人荘の殺人のレビュー・評価・感想

屍人荘の殺人
4

出演者は好きなんだけど

公開前にテレビでCMを見て面白そうだなぁと思っていたので、アマゾンプライムで見られるようになってすぐに見ました。
謎解きものは好きなジャンルなので、犯人はすぐに分かってしまいましたがどういうトリックでの犯行だったのかを自分なりに考えながら見ることが出来たので満足していて、コメディ要素もあり話のテンポも丁度良いと思いましたが、ゾンビ…。
ゾンビの設定って必要だったんでしょうか?
テレビCMやアマゾンプライムの予告ではゾンビの設定があることが分からなかったので、出て来た瞬間「え~、ゾンビなのぉ~」と思わず言ってしまいました。
大好きな俳優さん女優さんがたくさん出演しておられたのでそれはとっても嬉しくて、ヒロインの浜辺美波さんがどの角度から見てもどんな服装でもとっても可愛くてメロメロになりました。
俳優陣が大好き&豪華すぎる分、なおさらやはりゾンビ設定が無駄に思われてしまって…。
そこだけが残念ポイントかなぁと思います。楽しみにしていて期待通りだった映画は何度も繰り返して見るのですが、この作品は…。よっぽど時間に余裕があって、なおかつ気が向く時があればもう一度見るかな?
いや、やっぱり見ないかな。見ないです。

屍人荘の殺人
8

美人女子大生探偵見参

大学のミステリー愛好会に所属する自称学生探偵の明智恭介(中村倫也)と助手の葉村譲(神木隆之介)が、謎の美人女子大生探偵の剣崎比留子(浜辺美波)から依頼を受ける。ロックフェス研究会の合宿に参加することになるのだが、そこで起きた連続殺人事件を追う物語である。
合宿先で開催された音楽フェスティバルの参加者が、何者かによって人をゾンビに変えるウイルスに冒されてしまう。研究会のメンバーは、宿泊先である研究会OB七宮兼光(柄本時生)の所有するペンション【紫湛荘】に逃げ込む。何らかの事件が起こることは、明智がすでにフェスティバル会場のある出来事により、葉村に予言していた。
見どころは、剣崎比留子役の浜辺美波が演じる学生探偵。華奢な浜辺が矛を片手に、ペンションで起こる殺人事件を、明智の助手だった葉村を従えながら解き明かす。場面毎にきりりとしまったり、とてつもなく緩んだりする表情、独特の命令口調の話し方、決めポーズは相撲取りのような所作、と個性的な演技を魅せてくれる。葉村演ずる神木隆之介との絶妙な距離感もハラハラさせてくれる。最後には剣崎による衝撃的な結末が待っている。次々に起こる殺人と、追い詰められていくメンバー達。作品としてはもちろん、浜辺美波の魅力と神木隆之介の演技力も楽しめる。