インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア / Interview with the Vampire (film)

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア / Interview with the Vampire (film)のレビュー・評価・感想

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア / Interview with the Vampire (film)
8

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」ヴァンパイアは強く美しく後悔せず

若き日のブラット・ピットとトム・クルーズが主演!
美男子たちが繰り広げる美しくも残虐なヴァンパイアの半生を描いた、ゴシック・ホラー映画です。
原作はアン・ライスの小説「夜明けのヴァンパイア」。
ヴァンパイアといえば血を吸う怪物ですが、貴族的な見た目から「耽美的」、トワイライトシリーズから「愛」などのイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
この作品はまさに「耽美的で愛に生きるヴァンパイア」を表現した作品になっています。またそれだけでなく、不死の命に対する絶望、時代に置いていかれることへの悩み、長い人生の果てで憂いを帯びる雰囲気、そんな彼らの繊細さが見どころです。
"血と肉はあるが人間ではない 人間でなくなって200年だ”。
自らをヴァンパイアと名乗り闇の人生を告白する主人公・ルイを演じるのはブレイク前のブラット・ピット。彼は何故ヴァンパイアになったのか、そして200年の間に何が起きたかをインタビュアーに語っていきます。
悪夢の始まりは、共に生きていた少女・クローディア(キルスティン・ダンスト)とレスタト(トム・クルーズ)との三角関係のもつれでした。レスタトのルイに対する同性愛的愛情、ルイのクローディアに対する父性的愛情、クローディアのルイに対する恋人的愛情。ヴァンパイアとして人生を謳歌したいレスタト、人間を殺したくないルイ、大人になれないことに不満を抱くクローディア。
三人の思惑がもつれ合い、結果的にレスタトの元を去って二人で生きていくことを決めたルイとクローディア。そこに新たなヴァンパイア達が出現し、追い詰められていく二人。そして、ルイにとって悲しい事件が起き、不死の命を一人で生きていくことに決めるのです。
怪物であったはずのヴァンパイアも、まるで人間のような葛藤や愛情を持ち合わせ苦悩しているところは、共感はせずとも惹きつけられるものがあります。
また、普段のワイルドな役柄からは想像もつかない不自然なほどの白塗りと血管メイクのブラピ、激やせして金髪のトム、そんな別人の二人の貴重な共演も楽しめると思います!

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア / Interview with the Vampire (film)
10

トム・クルーズとブラッド・ピットの共演が魅力的!!魅力的なヴァンパイア!!

この作品はとても面白かったです。
トム・クルーズとブラッド・ピットが共演している作品いえば、ヴァンパイア映画です!
アン・ライス原作の「夜明けのヴァンパイア」を元にした作品なのであります。
この作品は面白いので、何回も観たくなるぐらいハマっています。
私はどちらかというと、ルイ役のブラッド・ピットが良いと思いました。
しかも、トム・クルーズやブラッド・ピットは若いときの作品ですね。
トム・クルーズ関連の作品だとしたら、
「ミッション・インポッシブル」「トップ・ガン」
「カクテル」
キューブリック監督で、ニコール・キッドマン共演の「アイズ・ワイドシャット」等の作品が有名です。
一方的ブラッド・ピット関連の作品は
タランティーノ監督で、レオナルド・ディカプリオ共演の「ワンス・アポン・タイム・イン・ハリウッド」
「オーシャンズ」「ファイトクラブ」等の作品が有名です。
トム・クルーズは男前だけれども、自分的にはロマンスよりもアクション寄りかなぁと思います。
若い頃のトム・クルーズはロマンス系の作品に出演しているのが多かったです。
殆どがトム・クルーズの方が人気がある方が多いと思いますので、この作品をオススメしたいと思います。

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア / Interview with the Vampire (film)
9

ヴァンパイアの葛藤を描いています。

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアは1994年公開のアン・ライス原作の映画です。
ブラッド・ピッド、トム・クルーズ、クリスチャン・スレーター、アントニオ・バンデラス、キルスティン・ダンストと豪華俳優陣が揃っています。
最初はトム・クルーズがレスタト役を演じるのを「相応しくない」と言っていたアン・ライスですがトム・クルーズが役の為に10キロの減量をし見事にレスタトを演じてみせてからは絶賛しています。
物語はルイがインタビュアーに告白するところから始まります。
妻と娘を亡くし絶望するルイにレスタトが興味を持ってしまい血を吸われて死ぬか生きるかを選択させられヴァンパイアとして生きる事を選んでしまいます。
ヴァンパイアらしく人を襲う事に躊躇いのないレスタトと違いルイは人を襲うことができず、小動物の血を吸って生きてきましたが、ある日幼いクローディアと出会い我慢しきれずに血を啜ってしまいます。
そのことを喜んだレスタトによってクローディアはヴァンパイアとなってしまいますが、後に成長しない自分を作ったレスタトを恨んでクローディアは死体の血をレスタトに吸わせて殺そうとしてしまいます。
そこからルイとクローディアだけの旅が始まり、クローディアの願いで一人の女性をヴァンパイアにして一緒に旅をする中で出会った同族のアルマンに二人を太陽光に晒して殺されてしまい、怒ったルイはアルマン一族を滅してしまいます。
そして話は最初のインタビューに戻り、ヴァンパイアにしてほしいと願ったインタビュアーはルイの怒りを買い逃げ出しますがその先でレスタトに襲われ、かつてのルイのようにヴァンパイアになるかどうかの二択を迫られます。
最後にレスタトが「ルイがまたぼやいてる」とつぶやくのが印象的でした。