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ヴァンパイアの葛藤を描いています。
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアは1994年公開のアン・ライス原作の映画です。
ブラッド・ピッド、トム・クルーズ、クリスチャン・スレーター、アントニオ・バンデラス、キルスティン・ダンストと豪華俳優陣が揃っています。
最初はトム・クルーズがレスタト役を演じるのを「相応しくない」と言っていたアン・ライスですがトム・クルーズが役の為に10キロの減量をし見事にレスタトを演じてみせてからは絶賛しています。
物語はルイがインタビュアーに告白するところから始まります。
妻と娘を亡くし絶望するルイにレスタトが興味を持ってしまい血を吸われて死ぬか生きるかを選択させられヴァンパイアとして生きる事を選んでしまいます。
ヴァンパイアらしく人を襲う事に躊躇いのないレスタトと違いルイは人を襲うことができず、小動物の血を吸って生きてきましたが、ある日幼いクローディアと出会い我慢しきれずに血を啜ってしまいます。
そのことを喜んだレスタトによってクローディアはヴァンパイアとなってしまいますが、後に成長しない自分を作ったレスタトを恨んでクローディアは死体の血をレスタトに吸わせて殺そうとしてしまいます。
そこからルイとクローディアだけの旅が始まり、クローディアの願いで一人の女性をヴァンパイアにして一緒に旅をする中で出会った同族のアルマンに二人を太陽光に晒して殺されてしまい、怒ったルイはアルマン一族を滅してしまいます。
そして話は最初のインタビューに戻り、ヴァンパイアにしてほしいと願ったインタビュアーはルイの怒りを買い逃げ出しますがその先でレスタトに襲われ、かつてのルイのようにヴァンパイアになるかどうかの二択を迫られます。
最後にレスタトが「ルイがまたぼやいてる」とつぶやくのが印象的でした。