バロック(ゲーム) / BAROQUE

バロック(ゲーム) / BAROQUEのレビュー・評価・感想

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バロック(ゲーム) / BAROQUE
10

大災害の後の歪んだ世界

このゲームは、『三大歪みゲー』とされているゲームの一つだ。

2032年5月14日、世界に『大熱波』と呼ばれる天変地異的な大天災が起こった。

これにより人は異形の化物へと姿が変わり、会話が可能な、かろうじて人の姿を保った僅かな者達でさえ首が異様に伸びていたり、角が生えたり、二人の人間が融合していたりと奇妙な姿をしている。

主人公は、記憶と言葉を失い、荒廃した世界で、『罪の意識』を抱えて目を覚ます。
彼は、『上級天使』と名乗る男性に『神経塔』という塔へと向かうよう命じられ、神経塔内部の探索を経て自身の過去と、大熱波によって歪んでしまった世界の謎を明らかにしていく。

主人公は神経塔内で何度死亡してもゲームオーバーにはならず、再び神経塔の外の世界、『外界』に降り立つ。この時、主人公が所持していた物は、一部の物を例外として、全て失ってしまう。
また、ゲーム内で同じ事がループする事も多々あるのだが、これもストーリーの一部である。

神経塔内部に現れる異形は、人間であった頃の面影や知性は失われており、彼等を倒す事が出来るのは主人公のみである。主人公が彼等を倒す事で、異形は『浄化』され、結晶となる。
異形には、タロットカードに準えた名前が付けられている。

主人公が抱えている『罪の意識』とは何なのか、何故大熱波が起こってしまったのか。それは、幾度の主人公の死と共に明らかになっていく。