いつになっても古臭いと感じない
『鬼才』と呼ばれるティム・バートンが手掛けるディズニー作品。ティム・バートンの映画といえばダークシャドウやコープスブライド、シザーハンズなど、ダークな話が多くディズニーとのかけ合わせは心配になるかもしれないが、全くそんな心配は見えない最高の作品。1993年公開当時のそんなに優れているとは言えない映像技術とティム・バートンの手掛けるストップモーションがいい具合にダークとディズニー要素を混ぜ合わせていい味を出している。舞台はホリデーワールドの中にあるハロウィンタウン。主人公であるジャック・スケリントンはクリスマスタウンに迷いこんでしまったことをきっかけにクリスマスに魅了されてしまう。ジャックはどうにか自分たちでクリスマスを行いたいとあの手この手を使いクリスマスの準備を進めていく。しかし、準備するのはハロウィンしか知らない住人達。言うなればハロウィンよりのクリスマス。ジャックもサンタクロースに変身し、プレゼントを配るが…。ストーリーや登場人物たちもさることながら、ミュージカル映画であるため、音楽も魅力的だ。さらに、ハロウィンタウンのダークな雰囲気の中に挟まれるクリスマスな明るく、愉快でカラフルな雰囲気に一気に引き付けられるだろう。