ナイトメアー・ビフォア・クリスマス / The Nightmare Before Christmas

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス / The Nightmare Before Christmas

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』は、ティム・バートンの原案に基づいて製作された、1993年に公開されたアメリカのストップモーション・アニメーション映画である。この映画は、ゴシックで幻想的な雰囲気を持ち、特にハロウィンとクリスマスのテーマが組み合わさっている。
物語は、主人公ジャック・スケリントンというキャラクターが住む「ハロウィンタウン」という不気味で幻想的な世界を舞台にしている。
ストップモーション・アニメーションで製作され、キャラクターとセットは手作業で制作された。ティム・バートンが原案を提供し、ヘンリー・セリックが監督を務めた。ダニー・エルフマンによる音楽と歌で有名で、特に「This Is Halloween」と「What's This?」などの楽曲が人気である。
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』は、その独自のスタイルとテーマ、音楽、キャラクターデザインなどが評価され、カルト的な人気を持つ作品となった。毎年ハロウィンとクリスマスのシーズンに再放送や上映され、多くのファンに親しまれている。

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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス / The Nightmare Before Christmas
10

語り継がれる名作。ストップモーションの底力

ナイトメアー・ビフォア・クリスマスは、1993年に公開されたストップモーションアニメーション作品です。
「ストップモーション」というのは、映像を作る時の技法で、特殊な人形を少しずつ動かして静止画を撮影し、それをつなげて映像を作るというもの。パラパラマンガやセル画アニメと同じ仕組みです。有名なものだと、ピングーなどがあります。

さてこのストップモーションですが、とてつもなく手間と時間がかかります。
すぐ痛む人形をそのつど修理し、少しずつ動かして映像を作る、というのを気が遠くなるほどやらないといけません。加えて実写映画のようなカメラ回しをするのはとても難しい技法です。

ナイトメアー・ビフォア・クリスマスは、長い制作時間をかけてそれをやり遂げた作品です。
カメラは実写ばりにぐるぐる動き、キャラクターは生きているかのように走り回り、歌って踊って大騒ぎします。
背景のセットも壮大なもので、細かいところまで作りこまれており、劇中の世界にどっぷりひたることができる作品です。
日本で流行らないのが本当に惜しい。おそらくハロウィン文化が海外ほど根付いていないせいもあるでしょう。

ディズニーランドでアトラクションになったり、今でも新グッズが発売されたり、関連イベントが開催されるなど、今なお色あせないその魅力。
ぜひ観て、そして体感してください。

ちなみに観る時期ですが、ハロウィンが終わってクリスマスが始まるまでの11月1日~12月24日の間に見ると、より臨場感を味わうことができるかと思います。
もちろんいつ観ても名作です。
ぜひ観てください。