ヨルゴス・ランティモス / Yorgos Lanthimos

ヨルゴス・ランティモス / Yorgos Lanthimos

ヨルゴス・ランティモス(Yorgos Lanthimos)は、ギリシャ出身の映画監督。コマーシャルの制作で生計を立てるところからキャリアをスタート。2009年に自身の監督作品『籠の中の乙女』が第62回カンヌ国際映画祭にて「ある視点」部門のグランプリを受賞、アカデミー外国語映画賞にもノミネートされる。2015年にコリン・ファレルを主演に迎えた監督作品『ロブスター』が第68回カンヌ国際映画祭にて審査員賞を受賞し、同年のアカデミー脚本賞にもノミネートされた。2018年『女王陛下のお気に入り』が第75回ヴェネツィア国際映画祭にて審査員大賞を受賞。同作は主演を務めたオリヴィア・コールマンに同映画祭の女優賞やアカデミー賞主演女優賞をもたらすこととなり、自身も初となる監督賞候補となった。多数の受賞歴にも裏打ちされた確かな手腕には定評があり、2012年にはイギリスの大手新聞『ザ・ガーディアン』紙上にて「この世代のギリシャの映画監督のなかで最も才能のある人物」と紹介されている。

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『女王陛下のお気に入り』とは、18世紀を舞台に、宮廷で女王の寵愛を奪い合う女性2人の攻防を描いた実話に基づく歴史コメディ映画である。本作は『ロブスター』で鬼才な才能を持つ、ヨルゴス・ランティモスが監督を務めた。第91回アカデミー賞では最多9部門10ノミネートを獲得し、オリヴィア・コールマンが主演女優賞を受賞している。気まぐれな女王アンに代わって絶対的権力を握る側近のサラと、貴族の地位に返り咲く陰謀を企てるアビゲイルの、愛憎に満ちた人間ドラマが繰り広げられる。

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ロブスター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『ロブスター』とは、ギリシャのヨルゴス・ランティモスが監督した近未来SF恋愛映画である。2015年公開され、第68回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した。国家が市民にルールを押しつけ、市民はそれに従っている。独身であることが罪というルールがある世界。“独身者”は、郊外のホテルに連れていかれ、45日以内にパートナーを見つけないと、自分が希望する動物に変えられてしまう。主人公デヴィッドが希望した動物は「ロブスター」だった。全体的にユーモアが散りばめられており、コメディ映画でもある。R15+作品。

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