アンソニー・パーキンス / Anthony Perkins

アンソニー・パーキンス / Anthony Perkins

アンソニー・パーキンス(Anthony Perkins)は、アメリカのニューヨーク出身の俳優。若い頃から俳優の道を志し、舞台を主として活躍。1953年に映画『女優』で映画デビューを果たすが、長く芽が出ない時期を過ごしていた。大学卒業後の1956年にカンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品である『友情ある説得』に出演し、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたことを機に出演作を増やしていく。1959年の映画『緑の館』では世界的女優のオードリー・ヘプバーンと共演し、自ら歌う場面も積極的に演じてその美声で話題を集めた。1960年にアルフレッド・ヒッチコック監督の『サイコ』に殺人鬼であるノーマン・ベイツ役で出演し、観客を恐怖の底へ叩き落す名演技が評価される。晩年はこの『サイコ』で再びノーマン・ベイツ役を演じ、1987年のテレビドラマ『英雄物語/ナポレオンとジョセフィーヌ』ではタレーラン外相役で高い評価を得る。遺作となった1992年の映画『わが目の悪魔』、テレビ映画『殺人愛好症(マニア)の男』でも持ち前の強烈な個性を発揮する名演技を披露するが、1992年にエイズによる合併症のため死去した。ユニバーサル・スタジオ・フロリダのアトラクションの中でヒッチコック映画の世界を紹介・体感するコーナーがあり、メモリアル映像として生前のパーキンスのオリジナルのアトラクション紹介映像を観賞できることが話題となった。

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『サイコ』とは、1960年公開のアメリカ映画。アルフレッド・ヒッチコックが監督を務めたサイコ・スリラー映画の代名詞である。不動産屋のOL・マリオンは、恋人との結婚のために金が必要で、仕事中に大金を持ち逃げしてしまう。しかし道中で立ち寄ったモーテルで彼女は何者かに襲われて命を落とす。原作は実在の人物をモデルにしたロバート・ブロックの同名小説。シャワールームでの絶叫シーンは、あまりにも有名。当時はサイコパスや精神異常者を扱った映画がほとんどなく、その後の映画監督たちに大きな影響を与えた。

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