ジュラシック・パークIII / Jurassic Park III

ジュラシック・パークIII / Jurassic Park III

『ジュラシック・パークⅢ』とは、2001年にアメリカで製作されたSFアドベンチャー映画である。1993年製作の『ジュラシック・パーク』、2作目の『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』に続くジュラシックシリーズ3作目である。前作から4年、古生物学者のアランは研究の資金難に陥っていた。そこにある夫妻が現れ、恐竜の島のガイドを頼まれる。当初は難色を示すアランだったが、しぶしぶ了承する。しかし、本当は行方不明になった少年の救出が目的であった。スピノサウルスに襲われながら、一行は島からの脱出を目指す。

ジュラシック・パークIII / Jurassic Park IIIのレビュー・評価・感想

ジュラシック・パークIII / Jurassic Park III
7

モンスターパニック洋画感想

ユニバーサル映画提供による大ヒットシリーズ「ジュラシックパーク」シリーズ第3作目として2001年に公開されたアメリカ映画です。
監督は前2作を担当したスティーヴン・スピルバーグからジョー・ジョンストンに変更になった一方で作品内容的にも原点回帰を意識した形になり、生命の進化や歴史を語る場面や人間の神の真似事への批判といったメッセージ性が特にそれを表している他、1作目の主人公だったアラン・グラント博士が再び主人公になっているのもそうした意図を感じます。
本作では新たにスピノサウルスが初登場と同時にそれまでシリーズの看板スターだったT-レックスから一転、スピノサウルスが全編通してメインの脅威として描かれ(タイトルロゴもスピノサウルスになっていますし)、本作のT-レックスはスピノに瞬殺されてしまう引き立て役になってしまってる辺りはなんとも残念ですが(苦笑)、以降の「ワールド」シリーズでメインヴィランとなる新恐竜が毎回登場するようになるのもある意味このスピノが先駆けともいえるかもしれません。(とはいえスピノは野生で生きてるのでインドミナス~等ほど邪悪な存在ではありませんが)。
また、前作2では影が薄くなっていたもう一方のシリーズのスター、ヴェロキ・ラプトルも本作では存在感を増し、脅威である一方で、高い知性からある程度コミュニケーションもとれる可能性が示唆される場面もあり、こちらも後の「ワールド」で更に顕著になった印象ですね。
ジュラシックは当初は3部作の予定でしたので、それを思わせる原点回帰的なストーリーが印象に残る作品です。

ジュラシック・パークIII / Jurassic Park III
9

3作目なのにおもしろい

スリーまで来るとあまりよくない映画もありますが、ジュラシックシリーズはそんなことありません。時間を短くしてるので見やすいし、話もまだまだ面白いです。やはり、グラント博士が2では出てなくて再登場するからうれしいし、恐竜も新しいのが出てきますしね。この映画では翼竜が結構出ていて、それが今まで違っていて怖いなと思います。空から来られたら逃げられませんから。あと、あのお母さんとお父さんがバカすぎておいおいと思います。博士に静かにしろと言われても叫んだり、あそこがどんな島だかわかってるのかという感じです。でも、子どもがあんな島で行方不明になればあれくらいパニクるものかもなとも思いました。あのお父さんは結構有名な役者さんで私も好きな人です。優しげだしまず顔が面白い顔をしています。彼が出てたら間違いないかなとも思います。男の子が1人で島で生き残ってだという話ですが、それはちょっと無理があるかなって感じです。だって、ティラノザウルスの小便集めるとか無理でしょう。それとも、恐竜が好きな歳くらいの男の子のほうが、ただのおばさんより生き残れるのでしょうか。私ならもう一瞬で無理です。恐竜に食べられなくても生きていけない気がします。

ジュラシック・パークIII / Jurassic Park III
8

テンポが良い

まず、何よりいいのは時間が短くてコンパクトにまとまっていることです。同じ内容でもどこかしつこくしたり、恐竜をたくさん映したりしたら、もっと長くなりそうなところを短くテンポ良くしていて、とても面白いと思いました。
恐竜島にまたしても行くことになったグラント博士。今回も散々周りに振り回されていました。恐竜のいるところに、素人と行くと碌なもんじゃねえということですね。でも、息子が恐竜島にいるんだから、気が気でなくなるというのは分かります。ていうか、私なら気が狂ってしまうし、あんな島で息子が生き残れてるのかと疑ってしまうかもしれません。その点、生きてると信じている2人は偉いなと思いました。
今回もラプトルは出てきます。でも、ティラノザウルスが出てきてないんですよね。そこは残念ポイントです。やっぱり、恐竜といえばティラノザウルスだと思うんですよね。もう3作目で、新たな恐竜をと思ったのでしょうが、スタッフ陣はもっと、ティラノザウルスのポテンシャルを信じるべきだったと思います。あの恐竜が出るだけでなんか目が離せなくなるカリスマ性があると思います。
第4作目にはティラノザウルスがかっこいい形で出ていたので良かったなと思いました。

ジュラシック・パークIII / Jurassic Park III
7

翼竜たち

ジュラシック・パークシリーズの第3作目です。
2では出てなかったグラント博士がまた登場していておもしろいです。相変わらず恐竜が好きで、人との付き合いが苦手だけど、恐竜島では頼れるリーダーでした。
グラント博士を恐竜島に誘う素人は子どもが恐竜島で迷子になった元夫婦です。これが素人も素人で、さけんだり、不用意なことをしてイライラします。でも、子どもが迷子ならまあ仕方ないかなとも思います。この迷子の子どものたくましいこと。親よりよっぽど立派でした。
出てくる恐竜で新しいのは翼竜かなと思います。飛びながら襲ってくる姿は本当に怖い。攫われたらどうしようとか、空から落とされたらとかいろいろ考えました。ヒッチコックの「鳥」というホラー映画がありましたが、この翼竜の襲い具合を見ると、鳥が怖いというのはあなかち間違っていないなと思いました。今回は最大の敵がなんだかよくわからないでかい恐竜で、ティラノサウルスが出てこないので残念ですが、毎度お馴染みラプトルたちは出てきます。
あと、この映画のいいところは90分と短いところです。短いので時間がなくてもサクサクっと見れます。あまり時間が取れないというときにオススメです。