切ないラブストーリーです
最初、よく少女漫画にあるような、三角関係の恋愛マンガかと軽い気持ちで読み始めたのですが、5話を読んで衝撃を受け、作品の世界にひき引き込まれてしまいました。
様々な人物のいろいろな思いが描かれており、どの人物も相手のことを想っていて幸せになってほしいと願っていて、そのために自分の気持ちを押し殺しているところなど読んでいてとても切ない気持ちになりました。
また、この作品の好きなところがクラスの中心グループの人が目立たないグループの人に挨拶してるところなどがさりげなく描かれているところです。
私は学生時代、地味で真面目であったため、そのような描写を見て作者のやさしさを感じました。まだ連載中であるため、この先、この2人の恋愛はどのように進んでいくのかとても楽しみです。
太一の自分を犠牲にするような優しさをトーマは知っており、私もそんな人が近くにいたら好きになってしまうかもしれないなと思いました。また、私は最初マミのことがあまり好きではありませんでしたが、読み進めていくうちに、自分の気持ちをはっきり口にして、裏表のないところがとても心地よく、今では一番好きなキャラクターかもしれません。
嫌な登場人物は一人もおらず、読んでいてみんな幸せになってほしいなと思いました。