歴史の勉強にも単純な読書にもお勧めです。
明治時代の日本の生活に興味のある方におすすめです。
(興味がない方にも単純に物語としておすすめです。私は特には興味ありませんでしたが楽しめました。)
内容はイギリス人の女性冒険家イザベラ・バードの著書 日本奥地紀行(※邦題) のコミカライズとなっており、
現代的な絵で読みやすく描かれています。
本作を読んで興味があれば原文の方も読んでみると知識の幅が広がるかもしれません。
(私は読んでいませんが、、)
外国人である主人公の目線から当時(1878年(明治11年)の話)の古い習慣(江戸時代から続く髷や牛肉を食べる習慣が無い等)と欧米から伝わった新しい習慣(鉄道や西洋医学、洋食等)の混在した生活が描かれており、現代の日本人の感覚から見ても主人公の反応に共感しながら読んでいけると思います。
また、日本独自の考え方をイギリス人の主人公が知っていく物語のため、
良くテレビ等で見る日本の文化を外国人に紹介するような内容が好きな方は同じように楽しめるかもしれません。
登場キャラクターについても魅力的に書かれており、主人公のイザベラ・バードと日本人ガイド(通訳)の伊藤鶴吉との関係も、物語が進むにつれて深まっていく様子が書かれており、二人の姉弟のような関係も見どころの一つです。
歴史が好きな方にも単純に漫画が好きな方にもお勧め出来る内容です。
(当時の整備されていない日本を描写する為汚い表現も偶にあるので食事中の方には向かないかもしれません)