ヴィジュアル界の異端児とは
彼らは、2002年に結成された5人組のヴィジュアル系バンドです。結成初期は、「ガゼット」というカタカナ表記で、自らを「大日本異端芸者」と名乗るほどヴィジュアル界でも異端な存在でした。
ガゼットと言う名前も、カセットテープやデモテープをイメージし、「古きものを今に伝える」という意味が込められています。
音楽性は、X、LUNA SEAといった王道ヴィジュアル系とは違い、ドラムやベース音を全面に打ち出したダークさが魅力です。歌詞も、悲哀、親子愛、時には自虐的なものや変態的なものまで独特の世界観を表現し、日本に留まらず海外からの根強いファンも多いです。
彼らのライブスタイルは、アンコールが必ず有るわけではなく、アンコールが無かった公演も何公演かあります。本公演に対して自分たちはもちろん、ファンも全力で挑んでほしいと言う気持ちが強いからです。
そして、ガゼットがヴィジュアル界の異端児と呼ばれる理由は、彼らと肩を並べたバンドであるナイトメア、シドはヴィジュアル系らしいバンド構成であることに対して、それに染まらず自分たちのやりたいこと、したいことを気の向くままに自由に突き進むスタイルであるからだと私は思います。