the GazettE

the GazettEのレビュー・評価・感想

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the GazettE
9

ヴィジュアル界の異端児とは

彼らは、2002年に結成された5人組のヴィジュアル系バンドです。結成初期は、「ガゼット」というカタカナ表記で、自らを「大日本異端芸者」と名乗るほどヴィジュアル界でも異端な存在でした。
ガゼットと言う名前も、カセットテープやデモテープをイメージし、「古きものを今に伝える」という意味が込められています。
音楽性は、X、LUNA SEAといった王道ヴィジュアル系とは違い、ドラムやベース音を全面に打ち出したダークさが魅力です。歌詞も、悲哀、親子愛、時には自虐的なものや変態的なものまで独特の世界観を表現し、日本に留まらず海外からの根強いファンも多いです。
彼らのライブスタイルは、アンコールが必ず有るわけではなく、アンコールが無かった公演も何公演かあります。本公演に対して自分たちはもちろん、ファンも全力で挑んでほしいと言う気持ちが強いからです。
そして、ガゼットがヴィジュアル界の異端児と呼ばれる理由は、彼らと肩を並べたバンドであるナイトメア、シドはヴィジュアル系らしいバンド構成であることに対して、それに染まらず自分たちのやりたいこと、したいことを気の向くままに自由に突き進むスタイルであるからだと私は思います。

the GazettE
10

ヴィジュアル系好きにもメタル好きにもオススメ!

the GazettEは日本のヴィジュアル系ロックバンドです。初期のころはヴィジュアル系らしい曲が多かったですが、最近ではデスボイスやシャウトを使った曲が多く海外でもかなりの人気があります。
15枚目のシングル「BEFORE I DECAY」は、『ワイルド・スピード MAX』のイメージソングとして使用されており、オリコン総合チャート2位を獲得。16枚目のシングル「SHIVER」は、人気漫画『黒執事』を原作としたアニメ「黒執事II」OPテーマとして使用され、こちらもオリコン総合チャート2位を獲得しています。
the GazettEの曲は、ハードロック・オルタナティブ・メタル・ニュー・メタルなどのコアなジャンルながら、ほかのシングルもオリコン総合チャート上位を獲得しており、どの曲を聴いてもハズレのないバンドです。
ちなみに、初期のころは「大日本異端芸者」というキャッチフレーズを付けていて、バンド名も「ガゼット」とカタカナ表記でしたが、セカンドアルバム「NIL」の発売に伴って現在も使用している「the GazettE」の表記に変更しました。
時代とともに変化をし多才な楽曲をリリースし続ける「the GazettE」。ヴィジュアル系好きはもちろん、メタル好きにもオススメのバンドです!

the GazettE
10

the GazettEの音楽世界観

「the GazettE」
日本のビジュアル系バンドで、Vocal&作詞「RUKI」、Guitar「麗」、Guitar「葵」、Bass「REITA」、Drums&リーダー「戒」の5人で活動しています。ネオビジュアル系の代表バンドとしても有名で、日本国内だけでなく、海外からの人気も高いです。
最近のビジュアル系バンドは、年々メイクを落としてナチュラルになるバンドも多いのですが、「the GazettE」については、一貫してメイクを貫いています。素顔も殆ど公開されていません。

また音楽の世界観も、とても素晴らしいです。アルバム毎に世界観も違っていて、それぞれのアルバム毎に統一されているようで、アルバム一枚を聞き終えると、その音楽の世界にすっかりはまってしまいます。
また5人全ての技術力も素晴らしいことでも有名です。

ライブはファンにとっては待望の至福の時間です。
派手なビジュアル系のファッションの方、黒で統一されている方など、お客さんも「the GazettE」の音楽世界観に合わせるような出で立ちの方が多いです。
ライブでの選曲からスタートからラストまで、本当に酔いしれます。照明も格好良いです。ヘッドバンキングも皆に合わせたり、「the GazettE」とお客さんが一体した、本当に格好良いライブです。

the GazettE
7

おすすめV系バンド

結成初期から知っていますが、初期の癖のあるインパクトの強い感じも本当に大好きでしたが、だんだん年数を重ねることによって、作る曲や歌詞に深い意味を持ち出したのがすごく私は好きです。
結成初期は荒々しく、何をやってるか分からないというのが正直な感想でしたが、歌詞の意味やバックグラウンドを聞くごとに「あーすごいなあ、やっぱり」という風に感じます。
やはり、彼らの持つ世界観的に影のある子が惹かれてしまうというのは多くあると思いますが、その子達に向けて毒を持ちつつも、愛のあるメッセージが書かれていることが多く、この辺りが本当に彼らの愛を感じて素晴らしいと思いました。
私が好きだったのは『TOXIC』というアルバムです。
これを聞いていた時高校生だったのですが、ちょうどその頃社会現象で、自傷というものが流行りだした時代だったのです。
そういったものに対して、彼らの打ち出したメッセージが色濃く反映されていて、この作品のことが忘れられず、今でも大好きです。
彼らの音楽は人を奮い立たせるような、強さを持っていると思います。
メロディーや歌詞からも伝わってくるので、是非聞いてみてください。

the GazettE
10

ガゼットのファンになったアルバム

斑蠡〜MADARA〜というアルバムは全6曲収録されており、私がガゼットのファンになった1枚です。

バンド名は以前から知っていたのですが、まだ曲を知らなかったので試しに聴いてみました。すると、サウンドや曲調に惹かれ、もっと聴いてみたい、と興味が湧きました。また、歌詞にとても共感できたり、考えさせられたり、このバンドの世界観に魅了されました。ただ、家族はバンド名を耳にしたこともなく、私以外聴く人がいなかったため、なかなかファンであることを言い出せなかったのでとても寂しかったし、メイクによって他のバンドマンと比べて怖いイメージを持たれていたことが悲しかったです。

でも、SNSで知り合った方から、私も聴いてるよ、趣味でメンバーのイラストを描いているよ、という温かい励ましを受け、例え皆知らなくても自分だけ楽しもう、と思えるようになり、私もメンバーのイラストを描いたり、カラオケでガゼットを歌っている様子を動画で撮影したりして楽しんでいます。アルバムは一度開封したものの新品同様に保管しています。
いつかライブに行って同じ仲間を作って、共に魅力を語ったり、情報交換をしたりしたいな、と思っています。

the GazettE
10

ヴィジュアル系バンドを率いているバンド

『世界観が好き』とファンから称されるヴィジュアル系バンドthe GazettEの曲。
ヴィジュアル系が軒並み解散している中、海外のファンも多く日本公演にも海外のファンが参加するほど人気は衰えていない。
主に女性ファンが多いが男性ファンも増え、カップルでライブにくるファンもいる。

初期のころに作られた曲をアンコールで披露するなど、新旧問わずファンたちは髪を振り乱し翌日のことを忘れてヘッドバンキングする。
激しいため打撲や傷は当たり前であるが、ボーカルのルキがライブのマナーやアンコールの仕方などをライブ中に注意した経緯もあり、ファンド推しの助け合いはほかのグループよりも多い。ちなみにどの公演もアンコールがあるとは限らないので当然ファンは必死でアンコールする珍しいバンドだ(場合によってはダブルアンコールもあるため)。

the GazettEの中で「(鬼畜教師(32歳独身)」に収録されている「関東土下座組合」では、ボーカルのルキが「関東~」と言うと悲鳴が上がり、いたるところで土下座の集団が出現する。この光景はなかなか他のバンドでは見ることのない光景だ。多くの女性たちが長い髪を振り乱し日ごろのことなど忘れられる瞬間であろう。

ラストに多い「大日本異端芸者的脳味噌逆回転絶叫音源集」に収録されている「LINDA〜candydive pinky heaven〜」は左右前後関係なく跳ねまわり皆が一体化するのでthe GazettE自身も気に入っている曲ではないだろうか。

昔ながらのヴィジュアル系の曲からバラードまで凝られたシングル、アルバムになっているので是非聞いていただき、生の声や音を聞きにぜひともライブに参加していただきたい。