K(アニメ) / K Project

K(アニメ) / K Project

「K」は、異能の力を持つものが歴史を支えてきたパラレルワールドの現代日本を舞台にしたアニメである。赤のチーム・吠舞羅(ほむら)と青のチーム・セプター4の交戦とそれに巻き込まれていく主人公・伊佐那社(いさなやしろ)の様子が描かれている。2012年10月から12月まで第1期が放送された。各放送のタイトルは全て「K」から始まっている。

K(アニメ) / K Projectのレビュー・評価・感想

K(アニメ) / K Project
8

メディア展開が多くとことんハマれる作品

「生徒会役員供」などを手がける「GoHands」と作家集団「GoRA」とのタッグで作成されたアニメ。
ストーリーの重厚感、映像も素晴らしい作品。
リアルな背景に魔法のような力のエフェクトがマッチしていて、ドラマを見ている気分になれる。
アニメ・劇場版・漫画・小説・舞台と多岐にわたるメディア展開もされており、各媒体で様々なストーリーが見られる。
一人の青年の死から巻き起こる「クラン」と呼ばれる王を中心とするグループ同士の対立が描かれている。
主人公・伊佐那 社(イサナ ヤシロ)は犯人として疑われ、逃げることに…。

アニメ本編の前日譚は小説やアニメになっており、数多くいるキャラクターの関係も複雑で掘り下げ甲斐がある。
作家集団「GoRA」のメンバーが手がける短編集もあり、同じ作品の中で違うテイストを感じることもできる。
漫画では本編のシリアスそっちのけで、ギャグに振り切った内容になっている。
グループを超えた人間関係や、家族のような絆も描かれており箱推しになること間違いなし。
3Dのような演出もある為好みは分かれるとは思うが、ハマればとことんハマるタイプの作品。
余談だが、キャラソンが存在するが歌ってない人がいるのも要チェック。

K(アニメ) / K Project
8

オシャレでかっこいいアニメが見たいならコレ!

絵がとても綺麗で、大きく作画が崩れることがない作品だと思います。
楽曲もさまざまなジャンルのものが流れていて常時かっこよく、音楽好きの方にもオススメです。久しぶりにアニメのサウンドトラック目当てにブルーレイを購入しました。

ストーリーの舞台はパラレルワールドの現代日本。
異能の力を持つ7人の「王」が、臣下(クランズマン)と心を通わせ、別の「王」の勢力と戦い会う、異能バトルアニメです。

主人公の高校生・伊佐那社はある日、赤のクラン・吠舞羅の幹部メンバー・十束多々良を殺した疑いをかけられ、吠舞羅のメンバーに追われることになります。
社本人にも覚えがなく、無実を主張するも、なぜか社が多々良を銃殺した証拠の動画が拡散されており、言い逃れは不可能。
無実の罪で追われる社を救ったのは、夜刀神狗朗と名乗る刀を持った少年でした。
社の罪は晴れるのか。最後まで見逃せません。

イケメンな男性キャラクターが圧倒的に多いので女性向けといわれればそうかもしれませんが、設定が奥深く、性別関係なく楽しめる作品だと思います。
テレビアニメのみにとどまらず、コミックスや小説はもちろん、ラジオに劇場版に舞台や乙女ゲームと、お手本のようなメディアミックスで、長く楽しめるコンテンツです。

K(アニメ) / K Project
10

美しい男達が美しく戦い合う美しい映画

『劇場版 K MISSING KINGS』

TVアニメ『K』の続編になります。アニメの最終回で続編製作決定が決まったのは見ていましたが、まさか劇場版とは…!もちろん、映画館へ見に行きました。

『K Missing Kings』は、王が不在となってしまった赤のクラン・吠舞羅がメインのストーリーです。
赤のクランはファンが多いので、これは嬉しかったでしょうね。かく言う私も、赤のクラン推しです(笑)。

前赤の王・周防尊を失った吠舞羅は、火が消えたように暗くなってしまいます。
いつもの元気を失くした切り込み隊長の八田美咲、尊の死後、特殊能力が不安定な櫛名アンナ、ストレスで激ヤセしてしまった元巨漢の鎌本、さらに参謀役の草薙出雲は不在…と、まさに瓦解寸前です。
吠舞羅は復活できるのか、最後の最後まで目が離せません。

美しい作画はテレビアニメからさらにパワーアップし、キャラクターの動きも劇場版らしく派手さが増しており、戦闘シーンは何度も巻き戻して鑑賞したくなる程の出来です。
楽曲のかっこよさも健在で、初見は常に目と耳が忙しかったのを覚えています(笑)
もう本当に、瞬きをするのも惜しいくらいのシーンの連続です。

ラストの青の王・宗像礼司の意味深なセリフは、アニメ第3期で全てが明らかになります。
第3期もお見逃しなく!