ファンタジー要素がもっとあれば素晴らしかった。
ファンタジーでもあり、ミステリーでもある、ちょっと残酷で切なくて怖ろしい映画でした。
少女が妖精だという生物はどう見ても得体の知れない生物であり、虫にしか見えないけれど、どうしてあれを妖精だと最初に思えたのかの謎が後からわかりました。
大人として考えたら凄く面白い映画ではあるけれど、ちょっとやりすぎというのか、いきすぎのようなエグさやグロさがあり、子供にはオススメはできない映画です。
戦争を思わせるようなシーンもあるし、人としての思いやりもない残酷すぎるシーンも沢山あり、大人の私ですら目を背けたくなるような、ちょっと心を傷めてしまう内容でもありました。
こういうシーンがもう少し緩ければ、これは素晴らしく面白い映画だと言えるのですが、ちょっと残酷すぎて18禁レベルな気がします。
あとは、この少女の弟がどうなったのかとか、少女のその後のこととか、最後は中途半端な感じで続きが知りたいという終わり方が残念です。
これのパート2があるのなら話は変わってきますが…。
あとは母親に飲ませていた薬のような物は、結局は何の薬だったのかも気になるところで、いくつか中途半端な感じの終わり方がモヤモヤします。
個人的には、もう少しファンタジー的な部分があれば良かったかな。と思う映画でした。