声がひどい
この作品が好きだという人もいましたが、私はあんまりでした。やっぱり、主役の声優が素人というのがいただけません。どう聞いても棒だし、話が入ってきません。なんで宮崎駿監督は声優を使わないのか、理解に苦しみます。特に今回は俳優でもないし、なんなのでしょう。友達?弟子?だからですか。そんなことで作品が悪くなってもいいと思っているのですかという感じです。なんか、庵野さんの声は上手くはないけど、そこがいいみたいな意見を見ましたが、下手な演技のほうがいいなんて、ありえないと思います。落ち着いた演技とか感情を表さない喋り方と棒読みは別です。普通の役者で取り直した方を見たら、そっちの方がいいに決まっています。話としては、飛行機を作るための勉強とか、機械とかとても細かいし、話は難しいけど、そこだけで乗り物好きの子どもも面白いと思うかもしれません。あと、シベリアがおいしそうです。昔の生活が垣間見れます。それに、戦争中で、戦闘機しか作れなかった悲哀もわかりました。堀越二郎さんがいうように、空を飛ぶってのはロマンがあるし、飛行機が夢っていうのもうなづけます。だから、彼が美しい飛行機を作りたかったという気持ちがよくわかります。なのに、戦闘機の設計だなんて、彼の気持ちは嫌だったなんて言葉では表せない複雑なものだったろうなと思います。いい話ですが、難しい話で誰向けなのかわからなかったことと、前述の声優の件が残念です。