圧倒されるストーリー
原作は漫画、アニメ、映画化もされた作品です。
主人公は母親をある人物に殺害されます。そして主人公は殺人犯に間違えられ、逃亡することになります。その逃亡途中、主人公の意識が飛びます。次の瞬間、主人公は小学生に戻っていました。主人公は母親を助けるために動き出します。これがこの作品のあらすじです。
最初「僕だけがいない街」というタイトルの意味が分からなかったのですが、最終話でなるほどと納得させられます。私はこの作品をアニメで観たのですが、何と言ってもストーリーがよく出来ていて入り込んでしまいます。展開が気になってしまい、一日で全話観てしまうほどです。
登場人物たちの立場や関係、一人一人の性格や家庭環境なども複雑でありながら頭に入ってきやすいです。
現在と過去を行き来して過去の事件の謎を解くだけではなく、主人公である悟が母親を救うためにしたことが結果的に他の誰かも救うということになるというところが凄いと思いました。
また、悟の母親の悟を想う気持ちに胸が熱くなります。母親の偉大さを感じることも出来る素晴らしい作品です。
悟の友人たちがとてもいい子たちばかりで、久しぶりに旧友に会いたくもなる作品です。
話のラストにかけての展開にはとても驚かされます。連続誘拐殺人の犯人がまさかの人物で鳥肌が立ちました。
現実には絶対に起きてほしくない事件です。ですが妙にリアリティを感じてしまうところもこの作品の良さでもあり、少し怖いところでもあると思います。最後の最後まで気を抜かずに観ることをおススメします。