クリント・イーストウッド(アメリカ人)監督が描く日本視点の戦争映画
一見すると日本人監督が製作した映画のように見えますが、実はアメリカ人監督のクリント・イーストウッド氏が製作した映画になります。
第二次世界大戦の激戦区で知られる硫黄島ですが、この映画のおかげで「硫黄島」の知名度が上がったと言っても過言じゃないと思います。ストーリー展開は史実に基づいて製作されており、戦争ならではの非情な部分や悲しさ・家族を思う人間味溢れる心などがうまく表現されています。アメリカ人監督が作った戦争作品のため、アメリカ寄りに描かれていてもおかしくありませんが、実際はそんなことはなく、戦争が浮き上がらせる残酷さを日本・アメリカなど国・人種に関わらず表現されています。
キャストも豪華で、主演の渡辺謙さんを筆頭に、嵐の二宮和也さん・伊原剛志さん・加瀬亮さん・中村獅童さんらが出演されています。また、「硫黄島からの手紙」は硫黄島の戦いをアメリカ側の視点で描いた「父親たちの星条旗」という作品と2部セットで製作されているため、「硫黄島からの手紙」と「父親たちの星条旗」両方の作品を見ることをオススメします。
今年は戦後77年を迎え、戦争を知っている世代が少なくなっている今だからこそ、戦争をテーマにした「硫黄島からの手紙」はオススメの映画です。戦争映画を通して、人間の心情が学べる映画だと思います。若い人にもぜひ見てほしいです。