鬼滅の刃「柱」の魅力
映画「無限列車編」の興行収入はあの「千と千尋の神隠し」をも超える404億円と破格の数字を記録。
そんな子供から大人まで、幅広い年層を虜にした鬼滅の刃。
今回はその、爆発的魅力の一つ「柱」に迫ってみたいと思います。
舞台は大正時代。鬼がはびこるこの時代に「鬼殺隊」という鬼狩りの集団が鬼を撲滅していく物語です。
設定は至ってシンプルですね。敵は鬼。鬼舞辻を殺せばすべてが終わりと目的がはっきりしています。
そして実際、最後は本当にその目的を終えての最終回になっています。
(人気のわりに連載終了も早くて悲しむファンも多いです)
なので、それまでの戦闘やドラマを楽しむ漫画となっていますね。
そして今回注目してほしいのは、主人公「以外!!」ですねw
特に注目するのは、鬼殺隊最高戦力「柱」。
彼らの大きな魅力はこの個性豊かなキャラクター性ですね!まるで全員が主人公ですw
推しを探すのにこれほど困らない漫画はあったでしょうか?w
柱たちは、鬼の最高戦力「上弦」とされる6体の鬼と対峙します。時には腕をなくし時には命を落としながらも懸命に戦い、そこに絶妙なドラマを生み出します。
この柱たちの魅力を今回は1つに絞ってお伝えしたいと思います。
「柱」というのは9人おり、それぞれ全く違う呼吸法で戦闘します。
一人一人がとても高いポテンシャルを持っています。故に柱を推すユーザーも多いですね(ちなみに私は蛇柱推し)。
なのに、なのにですよ……。
最終回、柱は2人になっています(!?)
そうぶっちゃけ、このアニメの最大の魅力は「柱が死ぬこと」です!
普通のアニメならまず死にませんが、柱たちもほかの隊士と同じ「人間」であり、切れた手足は治らず、傷も簡単にはふさがらないという極めて現実的でシンプルな設定がこの状況を可能にしています!
ただ死ぬから珍しくて人気というわけではありません。
音柱、蛇柱と恋柱(個人的にこのエピソードが一番好き)、風柱、岩柱、水柱、炎柱、蟲柱、霧柱……。
この9人それぞれにとても濃密な過去のエピソードが詰まっており、それにより死に際も極めて尊いものとなっております。
キャラクターたち一人一人の設定への作り込みがこの作品の強みともいえるでしょう。