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女優陣が!
男のために横領をしてしまった女の話でした。すごくよかったです。何より、女優陣がいいなと思いました。男のために犯罪に手を染めてしまった、やな女のはずなのに、なんでしようか、同情してしまうというか、なんか共感してしまう、宮沢りえの感じは。宮沢りえなんて、すごく綺麗だし、疲れたおばさんになんか、見えないぜと思っていたけど、見えました。そして、場面場面で雰囲気が違って、男に尽くし、犯罪をして、変わっていくのが、わかりました。あと、職場の先輩役の小林聡美さんが素晴らしかったです。彼女はかもめ食堂とかCMの飄々としたおっとりした人としか思ってなかったので、宮沢りえに詰め寄る役なんてと思いましたが、いつもと違う感じですごいなと思いました。まあ、ピークはこの2人の対決部分で、そこからはちょっと長いなという感じはありました。でも、面白かったです。映画を見終わった後、原作小説を読むと、実はだいぶ違っててびっくりでした。小林聡美さんの役とかいなかったなんて、びっくりです。あと、捕まるところとかももっとあっさりだし、全然違うんだなと思いました。それをこんなに映画向きに書き換えられるなんて、脚本家もすごいなと思いました。原作も面白いので、原作もオススメです。