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アフリカ系アメリカ人ヒーローの歴史的とも言える作品!
マーベルコミックを原作とするヒーロー達が構築する世界「マーベルユニバース」の一端であり、壮大なヒーロー絵巻のひとつとして制作された本作は、アフリカの架空の国「ワカンダ」が舞台のスーパーヒーロー映画!
かつて飛来した隕石の力で超技術を保持しつつも、世界にはその存在を隠し、貧困国として認識されているワカンダの王子「ティ・チャラ」が真の王となる戦いを繰り広げます。
アクション映画として優れたものである上に、これまでにほとんど見られなかった、アフリカ系アメリカ人が主人公を務めるという、文化的にも意味のある作品であることも付け加えておかなければならないでしょう。
超技術によって制作された様々なガジェットは、一つ一つの目新しさは、SF映画、アニメ、ゲームなどに慣れ親しんだ人間からすると、それほど感じなかったのですが、ビジュアルや表現技術が圧倒的に優れているので、一つ一つがクール!
部族によって戦い方が違うスタイルも個性があって良かったし、個人的にスキンヘッドの将軍「オコエ」(ウォーキング・デッドのミショーンを演じるダナイ・グリラ)率いる女戦士たちがかなりかっこよくてツボでした。吹き替えで見たのですが、主人公の妹役の百田夏菜子さんをはじめ、違和感なく楽しめました!