ひどい話。
東野圭吾のガリレオシリーズの映画化です。あまり、湯川さんが目立つ話ではなく、犯人側に焦点を当てた話です。なんか、この話を美談だという人もいるけど、はっきりいってすごくひどい話だと思います。1人、殺される必要のない人が殺されているのに、それをあまり大したことないみたいな感じにして、そこまでするなんてすごい、感動とか言っている人を見ると、はあ?と思います。女の人に殺された人はひどい男だし、襲われてた面もあるんだから、そんなに罪が重くならないように支えてやればいいんだし、だいたい大した関係のない男にあそこまでされたら気持ち悪いです。それに映画は男を堤真一がしていますが、彼だとカッコ良すぎます。原作は、女が相手にしないような男で、それならそんなこともするかもなと思うし、そんな男が見返りを求めないところが良かったと思います。堤真一だと、いくら暗かったって、1人の女に執着する必要がないし、なんかおかしいなと思ってしまいます。そりゃ映画的にはかっこいい人を使ったほうが観客動員数を伸ばせそうですが、ここは思い切ってバイプレーヤーをつかってほしかったです。かっこいい担当は福山くんだけで十分だと思いました。そうしていれば新しい映画て感じですごく良かったと思います。