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漫画家が漫画家の裏側や努力を描く熱いストーリー
漫画家だったおじさんの死をきっかけに子供のころ描いていた漫画家という夢を諦めていた青年が、学年No1の学力を持つ男との出会いがきっかけでまた夢に走り出す物語。
漫画家としての画力という才能を持つ青年と、学年No1の学力でストーリーを考える才能を持つ青年の融合により週刊雑誌の連載を狙うため日々努力をする様は、見ていて頑張るパワーをもらえるものとなっている。おじの仕事部屋を2人で使う描写なんかも隠れ家感や秘密基地間を覚え、少年の心を鷲掴みにするでしょう。
いくら才能と才能の融合とはいえ主人公最強のストーリーに仕上がっていない、努力を積み重ねて進んでいく形になっているのが現代のアニメと違って長く楽しめる要素になっている。
実際主人公たちははじめ苦労するが、いわゆるライバルのキャラクターが二人の才能を一人に詰め込んで感覚で漫画家の仕事をすべてこなせてしまうという強大なライバルとなっています。そこに主人公ら二人は追いつこうという形で協力しスランプなども経験しながら作品を重ねくらいついていくスポコンにも似た感覚で楽しめる作品。この作品はどちらかというと尻上がりに面白くなっていきます。
「バクマン。」の作者は「デスノート」なども書いているので「デスノート」のキャラクターが物語終盤に登場したりするのもうれしい要素でしょう。