アリは強い
バッタのために食料を集めるアリたちの国である年、決められた量の食料が集まらず、勇者たちを連れてきてバッタと戦おうと思ったら、連れてきた勇者たちはサーカス団だったという話です。主人公のフリックは発明好きということもあり、いろいろ工夫して、サーカス団を勇者に仕立て上げ、バッタを倒す方法を考えます。サーカス団たちも最初は嫌がってたけど頼られて子どもアリたちから尊敬されて、アリを見捨てられないてなります。なりすまし型コメディの王道をいっていておもしろいです。出てくる虫もテントウムシは英語でレディとかなんか女の子ぽい名前だから、ちょっと顔がメイクしてるみたいな男でおもしろいし、ナナフシとかでぶいイモムシとか種類が色々で興味深いです。わたしは女性だし、そんな虫とか好きではないけど、虫が好きなお子さんにはいろんな種類が出てくるってだけでおもしろいのではないでしょうか。そして、最後、バッタとの戦いも素敵でした。バッタはアリをバカにしていますが、アリってやっぱり大勢で生活しているし、現実でも大の大人とかがアリに噛まれまくって右往左往してるし、強い昆虫だと思います。バッタに一人、お前たちなんかいらないと言ったフリックもかっこよかったし、団結して大勢集まったアリたちもかっこよかったです。