ゾディアック

eitury8のレビュー・評価・感想

ゾディアック
7

長いが、いい作品です。

アメリカで起きた未解決事件の話です。犯人というより、犯人が誰なのか突き止めようとした男たちの話でした。
1人は刑事、1人は記者、もう1人は漫画家です。犯罪によって、もちろん被害者、遺族の人生はめちゃくちゃになりますが、それだけでなく、事件を追った者たちの人生も狂うのだなと思いました。事件は未解決ですので、映画でも犯人が誰なのか、はっきりしないまま終わっていますが、漫画家(本件事件について、本を書いている)がいろんな地域の警察や関係者のところを歩き回り、たどり着いた結論は示されます。たしかに、彼が犯人なのではと納得できる結論でした。
演じている役者は主役3人はもちろん、周りの人もなかなか渋い人ばかりでかっこいいなと思います。わたしは、バレーホ署の刑事役の人が好きです。ハゲてるのですが、なんか男臭くてかっこいいです。そして、主役3人は全員すばらしいです。3人とも個性的でうまい役者なので、安心して物語に入っていけます。また、ゾディアック事件がなかなか悲劇的なものだったので、襲撃場面とか、ゾディアック?がテレビに電話してきた場面とか怖いところもあり、ホラーとしても良いです。
ただ、時間は長いです。それに、結局解決しないので、モヤモヤはするかもしれません。