パンズ・ラビリンス / Pan's Labyrinth

パンズ・ラビリンス / Pan's Labyrinth

『パンズ・ラビリンス』とは、「パシフィック・リム」「シェイプ・オブ・ウォーター」のギレルモ・デル・トロ監督による、内戦後もゲリラ戦が続くスペインを舞台にしたダークファンタジー。母の再婚相手である軍人が暮らす山奥の砦にやって来た少女が、つらい現実から逃れるため童話の世界に浸っていく物語で、現実世界と少女が見る幻想世界が巧みに絡み合うストーリー展開。06年スペイン・メキシコ・アメリカ製作ながら第79回アカデミー賞で撮影賞・美術賞他を受賞。07年・日本公開。

5ftoumyoubienのレビュー・評価・感想

パンズ・ラビリンス / Pan's Labyrinth
7

注意!悲しい話です。

アカデミー賞で、メイクアップ賞などをとった作品です。内容は少女に様々な試練がくだる暗黒ファンタジーという感じの話です。私は信じてました。たしかに暗い系だといわれているけど、まあ、最後は少女は成長して現実の世界で生きていくんだろうなと。でも、それを裏切る鬱エンディング。なんとなく、ファンタジーで、主人公が死ぬわけないと思っていたのでショックでした。義父の軍人とともに引っ越して、母とも義父ともうまくいかず、本当のことなのか、彼女の妄想なのか、変な生物に出会っていろいろがんばって、最終的にこれですかという感じです。なんか、少女はあまり笑ってなかったし、すごく生きにくいというか楽しくない生活だったと思います。かわいそうです。まだ、若いのに、、と見終わったあと、もんもんとしてしまいました。出てくるファンタジー世界は、ゴスロリっぽくもあり、なんか不気味なかわいらしさがあって、すてきです。さすがアカデミー賞をとっただけのことはあります。手に目のついた化け物とか、なかなか個性的でおもしろいし、世界観も統一されています。ファンタジー映画と思ってみると、ちょっとキツイとおもいますが、鬱映画としては最高です。