単なる歌手の伝記映画ではない面白さがここにある
日本でのクイーン再ブームのきっかけとなった映画です。クイーンは元々は70年代から80年代、日本では70年代にブームになったバンドなので、若い世代の方は最初はあまりピンとこないかもしれません。しかし、映画を見続けていくとそんな不安などなくなり、物語に惹きこまれていきます。むしろ、今のブームは若い世代の方が中心と言っても過言ではない点がそれを物語っているとも言えます。映画の内容は、クイーンのボーカルであるフレディ・マーキュリーの半生を描いたものとなっており、フレディがクイーンに入る前から世界規模のライブ「ライブエイド」までとなっています。歌手の伝記映画らしく、クイーンの音楽が要所要所で流れるので、クイーンファンも一緒に歌って楽しむことができます。またこの映画の見所として、クイーンメンバーの見た目やパフォーマンスなどの再現度の高さも挙げられます。クイーンのギタリストであるブライアン・メイ、ドラマーのロジャー・テイラーが監修しており、彼らが「若い頃の自分らを見ているようだ」と賞賛するほどです。再現度の高さ、物語の面白さなど、良さを挙げたらきりがないくらいです。クイーン好きだけどまだ見ていない方はもちろん、クイーンを知らない方も一度見て欲しい映画です。