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タイトルとのギャップが凄い
「暗殺教室」というタイトルから、残虐的な内容のアニメかと偏見を持っていたのですが、実際に見てみると心温まるヒューマンドラマでした。
恐らく、殆どの人がタイトルで引いて見てない方が多いと思います。ただ、「殺す」だの「殺し屋」だの物騒なワードが飛び交うので、ジャンプの漫画ではありますが影響されやすい年齢の子達より、ある程度自分で判別が出来るような年齢の子向けだなと思います。
殺せんせーは誰よりも生徒の事を考えて居て、一人ひとりの事をしっかりと見ている。落ちこぼれと呼ばれているような子達にも、それぞれ理由があって悩んでおり、一人ひとりの悩みにしっかりとフォーカスして、自身の無い落ちこぼれが集まる「エンドのE組」の生徒がそれぞれ自信を付けて前を向いて歩いていける様子は、大人が見ても沢山学べる箇所があります。
ただ、月が欠けたのに関わらず、夜が真っ暗闇でなかったりツッコミたくなる箇所は幾つがありますが、そちらは目をつぶって見るしかありません。あとは、一般的に毒親やマスゴミなんて呼ばれるような現代社会で取り上げられている問題点にも所々フォーカスを当てていて、ただの少年向けアニメでは済まされない考えさせられる箇所が沢山あったのもこの漫画の魅力だと思います。