90年代コギャル全盛期の輝き
韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」の日本リメイク作品です。
90年代中旬、女子高生がコギャルとして日本の中心にいた時代がリアルに描かれています。
大人になり平凡な主婦となった奈美が、高校時代の仲良し芹香と再会するところから物語が始まります。
末期ガンに冒され余命わずかな芹香の「死ぬ前にもう一度みんなと会いたい」という願いを叶えるため、女子校の仲良し6人組「SUNNY」のメンバーを探し始める奈美。
「LA・LA・LA LOVE SONG」にのせて踊り出すあの頃の女子高生の姿に、もう懐かしさで胸がいっぱいになりました。
茶髪、ミニスカート、ルーズソックスはもちろん、ビニールのショップ袋まで再現度バッチリ。
田舎から引っ越して来た少しダサ目の女子高生・奈美が「SUNNY」のメンバーと出会い、オシャレになろうとするいじらしさが可愛くてたまりません。
放課後にはプリクラを撮り、カラオケで歌い、ファーストフード店で止まらないおしゃべり。
フィルム写真にポスカで落書き。
メンバーの兄の友人に誘われ、背伸びしてクラブでビール。
全てが、あの頃の自分を見ているようで、いちいち懐かしさに胸が痛くなるほどです。
流れる90年代のヒットソングも秀逸です。
TKサウンド、CHARA、JUDY AND MARY、PUFFY、そしてオザケン。
あの頃に青春を送った全ての人が口ずさめるのではないしょうか。
90年代コギャルだった人はもちろん、学生時代の輝きを懐かしく思い出す大人へお薦めしたい映画です。