挑戦を続けるEvery Little Thingの音楽
Every Little Thing(以下ELT)といえば、90年代を思い出す人が多いのではないでしょうか。特に、大ヒットシングルの「Time goes by」や「出逢った頃のように」や、それらが収録されたオリジナルアルバム「Time to Destination」・ベストアルバム「Every Best Single+3」が思い出に残っている…という方が少なくないと思います。当時のメンバーだった五十嵐充の作り出すメロディーと、ボーカルの持田香織の透き通った声、ギターの伊藤一朗が演奏する表情豊かなギターという、3人が奏でる音楽は90年代を代表する音楽シーンを作ってきました。しかし、五十嵐充が脱退し、持田香織の声が変わりだしたあたりから、実際に紅白歌合戦の出場機会が減り、2000年代以降は地道な活動を続けてきました。ELTは表舞台からいなくなった、そんな風に思っている方にこそELTの音楽を聴いてほしいです。確かにELTの作る音楽は時代によって毛色が異なっていると思いますが様々な時代を頑張って生きてきた私たちの心に染みる、優しい言葉と音楽が沢山あります。また、他アーティストから楽曲提供を受けたり、ポップスの枠に収まらないジャンルにも挑戦し続け、私たちの心を和ませ、時には躍らせ、そして昔を懐かしく思い出させる、そんな人の心を理解し感動させる音楽を作り続けています。2015年には通算12枚目のオリジナルアルバム「tabitabi」とベストアルバム「Every Best Single 2 ?MORE COMPLETE?」を同時リリースし、2016年には20周年を迎えました。さらなる挑戦の波に乗るELTの音楽を是非聴いてみてください。