ブライト・ノアの息子は連邦の敵!
2019年に40周年を迎えた『機動戦士ガンダム』シリーズ。その新作映画『閃光のハサウェイ』が、2021年6月に公開となりました。本作は1989年に角川文庫より刊行された同名小説の映像化であり、待ち望んだファンも多い中、その衝撃的なあらすじが話題を呼んでいます。
主人公の名は『ハサウェイ・ノア』と言い、シリーズの一作目である『機動戦士ガンダム』に登場する『アムロ・レイ』と関係の深い『ブライト・ノア』の息子にあたります。しかしハサウェイは、ブライトの所属する地球連邦軍に対し『マフティー』と名乗る反政府組織のリーダーとして、テロ行為を強行。ハサウェイとブライトは、親子でありながら命を懸けて敵対する立場になってしまうのです。
機動戦士ガンダムシリーズの顔ともいえるアムロ・レイと長きにわたり関係のあったブライト・ノア、その息子が地球連邦と戦うというストーリーに多くのシリーズファンが衝撃を受けた本作。ハサウェイは何故、連邦と戦う道を選んだのか。親子の関係はどうなってしまうのか。さらにはハサウェイの目の前に現れた、なぜか「あの子」に似た少女の正体とは。
本作はシリーズファンに向けている為、始めてこの作品を見るという方には難しい内容です。しかしそれ故に内容が濃く、シリーズを通じた物語に深く関わっているのが本作最大の魅力であると言えます。