南極料理人

南極料理人

『南極料理人』とは、西村淳の著書『面白南極料理人』『面白南極料理人 笑う食卓』を原作とした、2009年の日本映画である。海上保安庁に勤務する「西村」は、同僚スズキの代理で、南極観測隊として派遣されることになった。そこでは、様々な個性やクセを持った7人の隊員と共同生活を送らなければならない。初めは打ち解けずトラブルもある隊員たちだったが、次第に南極での生活を楽しみ始めることとなる。この映画は人との関わりを考えさせつつも、くすっと笑えるポイントが随所にちりばめられた、ヒューマンコメディ作品である。

kkk333のレビュー・評価・感想

南極料理人
9

キャストが最高です

エッセイが原作の映画です。南極のドームふじ基地に観測隊の食料担当として派遣された主人公のストーリーです。登場するご飯がとにかくおいしそうで、見ているだけで楽しい気持ちになれます!この映画の冒頭で長い机で食事するシーンがあって、そこのカメラワークがものすごく好きです。上から撮る構図がこれで好きになりました。
キャストも素晴らしいです。堺雅人さん、生瀬勝久さん、きたろうさん、高良健吾さんなどとても雰囲気の良いメンバーが揃っています。呑んで騒いでいるシーンなんか本当に楽しそうで混ざりたいぐらいです。
ドームふじ基地のセットもリアリティがあります。原作がエッセイなのでもちろんストーリーや設定に矛盾がなく、余計な疑問を持たずに最後まで見れます。
セリフまわしがナチュラルでわざとらしいシーンが全くなく、私はそれがすごく気になるのでストレスなく見れて良かったです。余計なセリフがない感じ。顔の演技をしっかり楽しめるシーンもありつつ、その理由がしょうもなかったりしてあたたかいコミカルさがあります。キャストの誰も演技が浮いていない感じがしました。これは地味だけどかなり重要なポイントではないでしょうか。