リマスターされ続ける名作「大神」をプレイ
大神というゲームタイトルがある。2006年カプコンから発売されたPlayStation(プレステ)2のゲームだ。
大神は任天堂やプレステの後継機、さらにはsteamなど様々なゲーム機種にリマスター版として生まれ変わり対応し続けている。
恥ずかしながら私は内容を全く知らなかったのだが、ネットでの人気の高さはかねがね気になっており、ついにswitch版を入手しプレイするにいたった。
大神のグラフィックやは独特で、筆で描いたような3DCGキャラ達が可愛らしい。ゲームシステムも筆を使用した画期的な仕様で、謎解きや戦闘アクションに活用される。
操作性は少々独特だが、コンボや敵ごとの倒し方の違いが楽しい。
物語は様々な日本の神話や昔話がモチーフとなっていて、日本人には馴染みのある展開がそこかしこにある。
ストーリーは、復活した妖怪ヤマタノオロチを再び封印するため、アマテラスも復活。失った力を集めつつ妖怪を倒す旅に出るというものである。
最後までプレイして感じたのは、まさしく”王道”のストーリー。人々を救い強敵を打ち砕いて平和を取り戻していく「よくあるRPG」だった。
しかしそのストーリーを彩る演出、音楽が大変素晴らしかった。陰鬱としたダンジョンが多く、返ってそれがステージクリア時の爽快感に強く繋がる印象だ。BGMも和楽器が場面ごとを飾り付け感動もひとしおだった。
八百万を信じる日本人ならではの感動やストーリーだった。まさに”神”演出の光るゲームだ。