はよ結婚しろ!ってしてたわw
作者様の絵が美麗&細やか、これに尽きます。そしてその美麗な絵から生み出される個性豊かなキャラクター、風土、料理、そして動物、全てに見入ってしまい、1ページ読むのに、もとい観察するのに10分はかかってるんじゃないだろうか?と体感的には思ってしまうほど作品の中に引き込まれます。細かなイラストや動物を見るのが好きな人にはおすすめです。また、ストーリーの進行具合でメインのキャラクターが変わる為、そこで起きること、出会う人に変化が生まれ、日常や風土をテーマにした作品であっても飽きがこないです。乙嫁とあるように若い妻、あるいは結婚予定の娘さんがたくさん登場します。彼女たちを取り巻く環境的には、恋愛が自由にできるわけではありませんが、結婚からはじまる恋物語として夫婦として愛を深めていく過程や、それが恋だと気づいた描写などは、読んでいてこちらまで幸せな気持ちになります。また、最初のメイン乙嫁の1人であるアミルは、元々狩猟を糧にする民族であるため、その腕前でウサギを狩ったり、そのまま捌いたりとサバイバル力が高めで、年下の夫であるカルルクにいつもびっくりされており、乙嫁それぞれにそういうギャップや魅力があるのも読んでいて楽しいです。2ヶ月に1回の隔月発行のため、コミックスが1年に1度しか発売されない為、続きがすぐに読めないジレンマに襲われますが、忘れた頃に書店に並んでいるのを発見すると、宝物を発見した時のように嬉しい気持ちになります。