心が折れそうだ
フロムソフトウェアから発売のアクションRPGゲームソフト『ダークソウル』。
ダークソウルといえばいわゆる「死にゲー」の一言に尽きる。
「死にゲー」というジャンルを定着させたゲームであろう。
その「死にゲー」とは、とにかく死ぬ。呆れて笑いしか出てこなくなるほど死ぬ。
最初の雑魚キャラに殺され、階段から足を踏み外しては落下死し、岩に押しつぶされては圧死し、とにかく死にまくるのだ。
初見はゲームとして成り立っていないと思わされるほどである。
おそらく大多数のプレイヤーが僅か1時間足らずでコントローラーを置くことになるだろう。
しかし、このダークソウルはかなりの人気を誇るゲームのひとつなのだ。
それは何故か?
その理由のひとつはとにかく快感なのである。
一歩も前進出来なかったステージを自分なりに試行錯誤し頭を悩ませ何時間もかけ、心が折れなかったプレイヤーだけがクリアに辿り着いたときの達成感がなんとも言い難いほど快感なのである。
簡単な問題よりも難問を解いたときの心境にまさしく似ている。
それほどこのダークソウルというゲームは理不尽なまでに難しい。
理由の二つ目はその世界観だろう。
中世な雰囲気の作りこまれた世界観に思わず見惚れてしまうことだろう。
城や教会、剣や魔法、巨大な像に巨大なドラゴン。
小学生の頃に誰もが必ず通ったことのある高揚せざるを得ない物や生物だらけなのだ。
このゲームの難易度はさておき、この雰囲気を感じるためだけでも1度プレイしてみる価値は十分にある作品である。