花束みたいな恋をした / はな恋

花束みたいな恋をした / はな恋

『花束みたいな恋をした』とは、2021年公開の日本のラブストーリー映画。主演は菅田将暉と有村架純。『東京ラブストーリー』『Mother』などで知られる坂元裕二によるオリジナル脚本で、終電に乗りそびれた二人が21歳で恋に落ちて、26歳で別れるまでの忘れられない恋愛を描く。坂元裕二はあくまで「普通の恋愛」を描くことを目指しており、等身大の恋愛に共感する視聴者が続出した。

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花束みたいな恋をした / はな恋
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『花束みたいな恋をした』を見た感想

山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)が主演のこの映画は、終電を逃した駅で赤い糸が引き寄せたかのように2人が出会います。
最初は価値観や趣味までもがまるで一緒の2人だったのですが、それぞれを取り巻く環境が変わっていくうちに自分たちの性格や価値観にすれ違いが生じるようになりました。
結果として4年後に別れてしまうのですが、4年も一緒にいてもお互いが知らなかったことがあったり、理解しようとして興味を持たなければいつまで経っても相手のことを分からないものなのだと感じました。
この映画を見る前は恋愛映画ということが分かっていたので、よくあるような“知り合って紆余曲折があってハッピーエンド”になるのだろうと思っていましたが、それとは真逆で次第に雲行きが怪しくなり、最後には別れてしまうという展開に驚かされました。
しかしこの作品は、長く付き合っているカップルにこそリアルに訪れるような出来事が鮮明に描かれており、カップルで見た人は恐らく「見てはいけないものを見てしまった」というような感覚に襲われるのではないかと感じました。
今恋人がいるけれどあまり上手くいっていない人や恋人がいない人など、見る側それぞれが置かれている状況は違うと思いますが、他の人の恋愛を覗き見るような感覚を楽しむことが出来るのでお勧めの作品です。