システムも面白く、遊びやすく、ストーリーも良い。
『マザー2』の特徴といえば、ドラムロール式ステータスだろう。攻撃を受けると一定のスピードでHPが減っていくものだ。たとえ致命的なダメージを受けても、HPがゼロになりきるまでに回復を挟めば生き残ることができる。後半になって敵が強くなればなるほど、このドラムロール式を生かすために素早いコマンド選択が重要になってくる。
バトルはハイスピードなものだが、一転して町の雰囲気などはゆったりしているところが多い。マザーシリーズはとてもノスタルジックな雰囲気のストーリーが楽しめるゲームだ。スーパーファミコン時代のRPGにしては結構ボリュームがあると感じた。個性的な町やキャラクターが多く、とても満足した。マザーシリーズの中でもどせいさんというキャラクターは有名だと思うが、このどせいさんが、とても重要な役割を果たすのが『マザー2』だ。だから、どせいさんぐらいしか知らないという初心者の方にもお勧めできる。また、初代マザーは難易度がかなり高いというのもあって、やはり初心者の方は『マザー2』からやると良いと思う。
ストーリーも、タイトルの通り家族愛などが強調されており、完成度が高い。基本的に現代風メルヘンのような雰囲気なのだが、ところどころとても重いところがある。全体的にかなり完成度が高いと思う。