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女子大学生が映画「花束みたいな恋をした」をみた感想
この作品はこの先何本映画を見ても記憶に残る映画だと思う。
主人公の『麦』と『絹』は共通の趣味のあるカップル。
のんびりとした大学生活を送りつつ、同棲生活も送っていた。
就活をするシーンでは、何回もお祈りをされていて、その度に踏ん張って頑張る姿は、これららの自分にも訪れるであろう就活の厳しさを観た。
特に記憶に残っている場面としては結婚式の後のファミレスでのシーンだ。
麦は現状維持をしたいがために結婚をしたかった。
絹はこの現状を捨てるために別れを希望した。
麦は恋人の延長線上でいたいがために結婚したいと思い、絹はさらなる幸せを求めて結婚したいのだと思った。
この映画のタイトルは「花束みたいな恋をした」である。
花束を想像したとき、花の種類や色は人それぞれ異なるが、共通するのは花束は1本では成り立たないこと、いずれは枯れるということである。
2人でたくさんの色の思い出を作り、1つ1つ花にしてそれを束ねていく。
それに賞味期限があるからこそ花束は美しい。
それは恋にも言えることなのかもしれない。
劇中で麦は絹に花の名前を聞いた。
それに対して絹は「女の人に花の名前を聞いたら男の人は別れてからその花を見ると女の子を思い出すんだって」と言った。その花は白いマーガレットであり、花言葉は「心に秘めた愛」。