アクション少年漫画大好きな人には良い
週刊少年ジャンプに連載の漫画で、『鬼滅の刃』の連載終了後を担う漫画として大注目の『呪術廻戦』。アニメ化も果たされ大人気タイトルのひとつとなっています。
主人公が高校生であることや、特殊能力を身に着けて悪いものを退治するという、ジャンプでは王道のストーリーです。しかしその分、ライトなストーリーとコミカルなギャグで構成され、読み応えには欠ける印象。
アクションシーンは見応えたっぷりでキャラクターの特徴も際立っていますが、元々ジャンプ漫画や子供向けアニメなどが好きな人でなければ馴染みにくい印象に感じました。
ファミリー層にも浸透しやすかった『鬼滅の刃』や、骨太のストーリー展開でコアなファンを鷲掴みにした『進撃の巨人』などとは違い、どっちつかずの内容という感じです。
とはいえライトながらも過不足ない内容で、特にアニメの作画クオリティは大変高いので、あまり深く考えずに“エンターテイメント漫画/アニメ”として楽しむなら充分です。
昔ながらのジャンプのイメージそのままに、「ヒロインは可愛く、主人公はやんちゃで、主人公の相棒はクール」と、セオリーをばっちり踏んで間違いのない作品です。
ストーリー重視派には少し物足りない内容ではあります。