DRAGON QUEST -ダイの大冒険- / ダイの大冒険 / ダイ大 / Dragon Quest: The Great Adventure of Dai

『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』は、堀井雄二(監修)、三条陸(原作)、稲田浩司(作画)による日本の漫画およびアニメ作品である。
主人公は孤児として流れ着いた孤島でモンスター達に育てられながら勇者にあこがれる少年ダイ、そんなダイの相棒であり未熟な魔法使いから大魔導士へと成長するポップ、二人の師匠で元勇者のアバン、かつてのアバンのかつての仲間の娘でもあるマァム、アバンに師事するも彼を養父の仇と思い込んで魔王軍に加わっていたヒュンケル、一国の王女であり正義の心と広い度量を持ったレオナ。そしてそんな彼らと熱い絆で結ばれた仲間達が大魔王に挑む王道ファンタジーである。
類型発行部数は4700万部を誇る週刊少年ジャンプの王道少年漫画だが、当初はタイトル通り、スクウェア・エニックスの人気RPGゲーム『DRAGON QUEST』のバックアップの為に週刊少年ジャンプで企画された読み切り漫画だった。それが読者の熱い支持で連載に至り、二度のアニメ化、ゲーム化などもはたしている。
スピンオフに『勇者アバンと獄炎の魔王』などがある。

eartf1008のレビュー・評価・感想

DRAGON QUEST -ダイの大冒険- / ダイの大冒険 / ダイ大 / Dragon Quest: The Great Adventure of Dai
8

懐かしのアニメにハマっています!

90年代にテレビで放映されていたアニメ「ダイの大冒険」を動画配信サービスで視聴できることがわかり、かなり久しぶりで内容もほとんど覚えていなかったので、見てみることにしました。20年少し経過しても全く色褪せていない作品でかなり良かったです。
ドラゴンクエストに似ている勇者系のアニメなのですが、主人公の成長ぶりも著しく、仲間との友情や恩師愛などを随所に感じることができる良作であると思います。他の勇者系のアニメと比較して面白いと思ったことが、敵側のボスが最終的に自分が間違っていたと心改め、勇者側の仲間になるストーリーです。あまりアニメは見ている方ではないのですが、珍しい展開に関心しました。
特に魔王ハドラーが指揮する6軍団のひとつである「百獣魔団」の軍団長「クロコダイン」は、とても男らしくまた武人としての誇りが高い戦士で、勝負の後に味方になりました。かなり危機的な状況でもいつも助けてくれるし、ダイへの恩返し的な部分が強くあるキャラクターなので、そういったヒューマンドラマもアニメで子供に伝えようとしているのがわかり、ストーリー展開も見事だと思います。また、勇者育成のスペシャリストであるアバン先生が育てた教え子の1人で、主人公たちの兄弟子である「ヒュンケル」も魅力的なキャラクターです。彼は父を亡くし、憎悪のままに悪の道に走りましたが、それがダイとの戦いを経て過ちだったと気付いて正義に目覚めていく様も改めて感動して見ることができました。
こういったドラマが随所に散りばめられているので、ストーリーが途中で終わってしまったのが非常にもったいない作品だと思います。漫画は完結していて、再度アニメ化もされているのでチェックしてみようと思います。