懐かしのアニメにハマっています!
90年代にテレビで放映されていたアニメ「ダイの大冒険」を動画配信サービスで視聴できることがわかり、かなり久しぶりで内容もほとんど覚えていなかったので、見てみることにしました。20年少し経過しても全く色褪せていない作品でかなり良かったです。
ドラゴンクエストに似ている勇者系のアニメなのですが、主人公の成長ぶりも著しく、仲間との友情や恩師愛などを随所に感じることができる良作であると思います。他の勇者系のアニメと比較して面白いと思ったことが、敵側のボスが最終的に自分が間違っていたと心改め、勇者側の仲間になるストーリーです。あまりアニメは見ている方ではないのですが、珍しい展開に関心しました。
特に魔王ハドラーが指揮する6軍団のひとつである「百獣魔団」の軍団長「クロコダイン」は、とても男らしくまた武人としての誇りが高い戦士で、勝負の後に味方になりました。かなり危機的な状況でもいつも助けてくれるし、ダイへの恩返し的な部分が強くあるキャラクターなので、そういったヒューマンドラマもアニメで子供に伝えようとしているのがわかり、ストーリー展開も見事だと思います。また、勇者育成のスペシャリストであるアバン先生が育てた教え子の1人で、主人公たちの兄弟子である「ヒュンケル」も魅力的なキャラクターです。彼は父を亡くし、憎悪のままに悪の道に走りましたが、それがダイとの戦いを経て過ちだったと気付いて正義に目覚めていく様も改めて感動して見ることができました。
こういったドラマが随所に散りばめられているので、ストーリーが途中で終わってしまったのが非常にもったいない作品だと思います。漫画は完結していて、再度アニメ化もされているのでチェックしてみようと思います。