孤独のグルメ(ドラマ)

孤独のグルメ(ドラマ)

『孤独のグルメ』とは、原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる漫画(扶桑社刊)、およびそれを原案としたテレビドラマ作品である。自営業の中年男性、“井之頭五郎(いのがしら ごろう)”が営業中に立ち寄った飲食店でただひたすら淡々と食事し続けるだけで、予測不能な展開やドラマティックな展開も皆無という内容でありながら、『飯テロ』『夜食テロ』という流行語を生み出し、一躍テレ東の看板作品の一つになった人気作品。

naokisaka3339のレビュー・評価・感想

孤独のグルメ(ドラマ)
9

短いながらも、しっかり良さが詰まった作品!

大晦日にも放送されるくらいファンが多い『孤独のグルメ』シリーズですが、私も始めは作品名くらいしか知らず、たまたまamazon primeで観始めたのがきっかけで、ハマりました。なんといっても主人公の『ゴロー』が立ち寄った飲食店での、そこに居合わせたお客さんとのやりとりが自然で和やか。その日常的で、ゆったりとした雰囲気が大好きです。俳優の松重さんの食べっぷりには毎回驚きながらも、きれいに食べていく様子は、観ているだけで幸せな気分にしてくれます。もちろん1カ所だけでなく、1話の中でカフェに寄り道する回もあれば、商店街で食べ歩くこともあり、その回ごとに色々なお店が出てくるので、観ていて飽きさせないストーリーになっています。また、毎回ではないのですが、ゲスト出演で各飲食店の店員役に大物女優の方や、名脇役と呼ばれる方が出てくるので、配役も楽しみながら観られるドラマとなっています。今の時代、もう個食でお店に行くことは恥ずかしいことではないし、こうやって「食を楽しみ、食べ歩きを楽しむ」といった新たなカルチャーが広がっていくのは、とても良いことだと思います。ドラマを通じて、見知らぬ街の地元馴染みのお店に入ってみることや、自分なりの楽しみを見つける生き方が素直に出ている作品なので、今後も新作が出るたびに注目しています。