ガンダムとは違った面白さがある作品
サンライズといえばSFロボットアニメのガンダムが有名ですが、コードギアスもまたサンライズから制作されたアニメのひとつです。
主人公といえば正義の味方的な立ち位置が多いのですが、このコードギアスの主人公ルルーシュはヒロインC.C.から特別な力を与えられ、顔を仮面で隠したダークヒーローとして登場します。
主人公がダークヒーローというのは当時のSFロボットでは珍しいと思ったのが第一印象です。
ルルーシュの親友・枢木スザクが正義の味方としてルルーシュの敵対組織のエースパイロットという立ち位置にいます。
コードギアスはナイトメアフレームというロボットの対戦も見所のひとつですが、一番は人と人との駆け引きを中心とした心理戦の面白さに尽きます。
ここがサンライズから制作されているガンダムシリーズとは大きく違う見所です。
作中に枢木スザクが「正義とはなんですか?」と問いかけるシーンがあるのですが、これこそがコードギアスという作品の中身そのものであり、それを視聴者が考えながらアニメを見るから面白さが倍増するんです。
ルルーシュは目と足が不自由な妹ナナリーの為に悪を演じ、枢木スザクは自分の過去の償いとして死を求めてあえて危険に飛び込んでいきます。
どの登場人物も自分の正義のために、相対する異なる正義とぶつかり合う様には深く考えさせられる面白さがあります。
人気がある理由が納得できる作品のひとつです。