歴代の少年ジャンプ名作バトル漫画の面白さが凝縮された作品「呪術廻戦」
呪術廻戦は、週刊少年ジャンプで連載されている異能力バトル漫画です。歴代のジャンプ漫画が好きな読者であれば即ハマることのできる王道マンガであり、設定も程よい伏線が織り交ざって飽きさせず読みやすいです。敵の正体は「呪い」という得体の知れない存在でありながら、主人公含む呪術師側もそれに負けないくらいのポテンシャルや飛び抜けた技を持つ集団で、そんな強者と強者がぶつかりあったら結末はどうなるのだろう?と今から期待感があります。主人公の体内には呪霊の中でも特に最強とされる「両面宿儺」が封じられており、これが気まぐれに力を貸す形で出現したり、呪術師側には主人公を早めに始末すべき対象だと言って危険視するものもいたり、主人公がこれを飼いならすことになるのだろうか?などなど、この先の展開の鍵になっていることは間違いありません。同じように、どこか『ナルト』における九尾の狐のように、体内にいる危なかっしい存在が逆に切り札のように感じることができます。また各登場人物たちは独自の技を持っており、その特性によっては接近戦、中距離、遠距離に適していたり、精神に危害を及ぼしたりと呪術の種類が豊富なのもハマる要素になると思います。この辺りはまるで『ハンター×ハンター』のように複雑になっており、絵のスピード感から見ても強い影響があるのではないでしょうか。今はまだ主人公たちも成長しきっておらず、まだまだ伸びしろがありそうなので、バトル漫画のワクワクポイントである「覚醒」がこれからあるのではないかと非常に楽しみに思っています。